税理士の転職は何歳まで?「転職35歳限界説」はあるのか?

2018/05/18
転職活動
税理士の転職は何歳まで?「転職35歳限界説」はあるのか?

転職35歳限界説――。

まことしやかに語り続けられてきた、この一説。

なぜこの説が生まれ、世の中に浸透していったのでしょうか? また、この説は本当なのでしょうか?

転職35歳限界説とは

以前は「転職35歳限界説」という“説”が根強く存在していました。

仲間うちで転職が話のテーマとしてあがった際は、「もうそろそろ35歳だから転職も厳しいな」「35歳になるまでに良いところに転職しておかないと」と、なぜか“35歳”がピンポイントで転職の分水嶺になっていたのです。

そもそも、なぜ“35歳”で“転職は限界”と考えられてきたのでしょうか?

ポイントになるのは“時間”です。誰でも「若手」と呼ばれる時代がありますが、この頃に仕事の基礎を叩き込んでおくことで、ある程度の年齢になったときに「一人前」となって活躍する可能性が広がります。

この「若手」と呼ばれる時代は、一般的には20代まででしょう。30代、40代になって仕事の基礎力のない半人前として働くのは少し厳しい、というのは、いまもある事実です。

ただ、最近は「転職35歳限界説」の存在感が薄くなり、35歳以上でも転職に成功するケースが増えているといわれています。

「転職35歳限界説」の前提にあるのは、前述した内容のとおり、「若手、半人前として転職した場合」、つまり「異業種への転職」を主として想定していた言葉でした。でも、いま「転職」という言葉は、「同じ業界で会社を変える」ことにも当たり前のように使われています。

そうすると、前提条件自体が異なってきます。そのため、A社で修業を積んだスキルと実績のある人が30代後半で年収アップを狙って同じ業界のB社に転職する、ということが可能になるのは不思議なことではありません。

<ココまでのまとめ>

・以前は35歳が転職の分水嶺になっていた。
・「転職35歳限界説」の“転職”は、若手や半人前として異業種に移ることを意味する言葉だった。

税理士の世界には、転職に年齢の制限はあるのでしょうか?

結論から書いてしまえば、「何歳だから転職はできない」ということはないようです。雇う側は「スキル」「実績」「人柄」「給料」などの相手に求める項目をもとに採用を決めるので、どうしても必要なスキルをもっている人材であれば、年齢にかかわらず採用されることは想像にかたくありません。

ただ、求められる項目のレベルが年齢に従って上がっていくのは事実です。

一般的に、25歳ぐらいまではポテンシャルだけを評価してもらえる可能性があります。そのため業界未経験者でも、税理士試験の勉強中、または1科目合格などで採用される可能性はあるでしょう。25~30歳もまだ「若手」ですが、20代前半よりも現場での経験か、科目合格数を2~3ぐらいまで伸ばしておきたいところです。

30歳を超えると「若手」の域を超えてきます。そのため、税理士試験全科目合格者の新人「税理士」であれば業界未経験でも就職・転職ができるケースはありますが、それ以外で業界未経験となると厳しい目線で見られることになるでしょう。

35歳以上になると、実務経験とマネジメント、両方の力を期待されます。つまり、いちプレイヤーとして優秀なだけでなく、チームを率いる立場もあわせてやってほしいというわけです。やはりこのあたりでハードルがぐんと高くなりますが、逆に考えれば、両方のスキルを積み上げてきた人は十分に転職が可能ということです。自分の売り込み方次第では、年収がアップするかもしれません。

こうやって見てみると、人によって「35歳で転職は限界」と思うか思わないかは変わってくると思います。

つまり、35歳を限界と決めているのは、まぎれもなく自分自身ということです。

<ココまでのまとめ>

・税理士業界では35歳以上でも転職をすることは可能。
・ただ、実務経験とマネジメント、両方のスキルを求められるようになる。

35歳以上の税理士で転職を考えている方へ

最後に、このコラムを読んでいる「35歳以上で転職をしたい」と思っている税理士の方へアドバイスをして締めくくりたいと思います。

35歳以上で転職(ここでいう転職は、同じ税務業界で会社を変わること)をしたいと思った場合は、実務経験とマネジメント、両方のスキルが必要になることが一般的です。

まずは「えいやっ」と衝動的に会社を飛び出す前に、「自分にそのスキルが備わっているか?」を客観的に分析してみましょう。

そうです。35歳以上で転職を成功させるためには、勢いや勇気ではなく、冷静な分析力が何よりも必要になるのです。上記の分析が終わったら、次に「自分の強みは何か?」もあわせて考えてみましょう。

要は、20代から35歳までで、どの分野を掘り下げてきたか、ということです。このとき抽象的な説明ではなく、前職での具体的なエピソードを交えて強みを説明できるようにしておくとよいと思います。

このような分析には時間がかかります。面倒だから簡単に済ませようと思うと、雑な分析になってしまい、相手に大切なメッセージが伝わりません。だから、35歳以上で転職をしたいと思ったら、その日から準備をはじめ、じっくりと自己分析をしていきましょう。

<ココまでのまとめ>

・35歳以上の転職で必要なのは、冷静な分析力と具体的なエピソードでの説明力。
・分析のためには時間が必要。早くから準備をはじめる。

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