徹底比較!経理・会計・財務の違いは?わかりやすいキャリアの選び方

「経理、会計、財務の違いがイマイチわからない…」「転職を考えているけど、どの職種が自分に合っているのか迷う…」というお悩みを抱えている方は少なくないはずです。経理・会計・財務の3つは、企業に不可欠な存在でありながら、違いや特徴を正確に理解している人は意外と少ないのが現状です。
そこで本記事では、経理・会計・財務それぞれの特徴や違いを、実務に合わせて詳しく解説します。各職種の業務内容や求められるスキル、キャリアパス、年収の違いに焦点を当て、あなたに最適な選択肢を見つけるためのヒントをお伝えします。
未経験からの転職を考えている方はもちろん、すでに財務系職種で働いている方も、より良いキャリア選択のために、ぜひ最後までご一読ください。

監修
マイナビ税理士編集部
マイナビ税理士は、税理士・税理士科目合格者の方の転職サポートを行なう転職エージェント。業界専門のキャリアアドバイザーが最適なキャリアプランをご提案いたします。Webサイト・SNSでは、税理士・税理士科目合格者の転職に役立つ記情報を発信しています。
目次
経理・会計・財務の違いを一覧で比較
経理・会計・財務は、企業におけるお金の管理に関わる3つの職種です。以下では、それぞれの基本情報をまとめたのでご覧ください。
項目 | 経理 | 会計 | 財務 |
---|---|---|---|
主な役割 | 日々の取引記録と管理 | 企業活動の記録と報告 | 資金の調達と運用 |
時間軸 | 現在(日常業務) | 過去〜現在(実績把握) | 現在〜将来(計画立案) |
主な業務内容 | ・仕訳入力 ・請求書発行 ・支払処理 ・給与計算 ・税務申告 |
・財務諸表作成 ・決算書類作成 ・会計方針の決定 ・監査対応 |
・資金調達 ・投資判断 ・予算管理 ・財務戦略立案 |
成果物 | ・仕訳帳 ・元帳 ・試算表 |
・貸借対照表 ・損益計算書 ・キャッシュフロー計算書 |
・資金計画書 ・投資計画書 ・予算書 |
必要スキル | ・正確性 ・細かい作業への集中力 ・基本的な会計知識 |
・会計基準の理解 ・分析力 ・法規制の知識 |
・経営戦略の理解 ・交渉力 ・マーケット分析力 |
対象期間 | 日次/月次 | 月次/年次 | 中長期 |
経理は「実務」、会計は「数字分析」、そして財務は、「戦略家」として位置づけるとわかりやすくなります。ここからは、全体像を掴んでもらえるように、それぞれの特徴を簡単にお伝えします。
経理は「実務処理のプロ」
経理は「経営管理」の略称で、企業における日常的な金銭管理という実務を行うプロフェッショナルです。主な業務は、日々の取引記録、請求書発行、支払処理、給与計算など、企業活動の土台となる実務処理です。
また、毎月の給与計算や社会保険関連の手続きなど、従業員の待遇に関わる重要な実務も担当します。企業の資金の流れを正確に把握し、適切な記録・管理を行うことで会計情報の信頼性を支えます。
会計は「数字分析のプロ」
会計は企業活動の成果を数字で分析・可視化し、経営判断に必要な情報を提供する役割を担うプロフェッショナルです。主に、経理部門が記録した取引データを集計・分析し、企業の経営状況を正確に把握して経営戦略の立案に貢献します。
また、会計は『財務会計』と『管理会計』の2種類に分けられることも少なくありません。財務会計では、投資家や取引先向けに決算書を作成し、企業の経営状態を外部に開示します。管理会計では、経営者の意思決定をサポートするための内部分析を行います。
財務は「お金の戦略家」
財務は、企業の将来を見据えた資金戦略の立案と実行を担う、戦略家として位置づけられる職種です。会計部門が作成した財務諸表を基に、企業の成長に必要な資金をいつ、どのように調達し、運用するかを計画します。
また、新規事業への投資判断や、資金の借り入れ交渉、M&A(企業の合併・買収)の検討など、企業の将来価値を高める意思決定にも関わります。経営陣と密接に連携しながら、企業の持続的な成長を資金面から支える、経営のパートナーとしての役割を果たす職種です。
では、経理・会計・財務の職種はどのように業務で分けられているのか、次項で例を踏まえながら一連の流れを確認しましょう。
経理・会計・財務のお金の動きと業務の流れ
経理・会計・財務のお金の動きと、主な業務の流れは以下のとおりです。
- 日々の取引記録(経理からスタートする)
- 金銭の出入り管理
- 帳簿の作成
- 財務諸表の作成(会計に切り替わる)
- 経営状態の分析
- 報告資料の作成
- 資金調達の計画(財務に切り替わる)
- 投資判断
- 財務戦略の立案
この例では、あえてわかりやすいように、一連の流れとしてつなげています。本来の業務では、各部門が連携しながらも独自のタイムラインで業務をこなすため、『相互に連携しながら独立して働く』ことになります。
経理・会計・財務は、それぞれが専門性を持ちながらも、密接に連携して企業の意思決定をサポートしているのです。
経理・会計・財務のそれぞれに向いている人
経理・会計・財務に向いている人は、大きくわけると以下の3つのタイプに分類できます。
- 経理職:正確性を重視して定型業務を着実にこなせる人
- 会計職:論理的思考ができ、分析力と法律への関心が高い人
- 財務職:戦略的思考とコミュニケーション能力が高い人
いずれも数字を扱うという共通点がありながらも、求められる資質は異なります。以下では、向いている人の特徴を挙げているため、自分の特性や志向性を見極めて自らに最適な職種を選ぶ参考にしてください。
経理職に向いている人
経理職に向いている人には、以下のような特徴があります。
- 正確性を重視できる
- 日常的な定型業務を着実にこなせる
- 数字に対する抵抗感が少ない
- 細かい作業を丁寧にこなせる
- ルーティンワークを苦に感じない
特に大切なのは、正確性へのこだわりです。例えば、給与計算で些細なミスがあれば、従業員の生活に直接影響を与えかねません。
そのため、経理が担う業務の本質は『日々の取引を正確に記録し、会社の信用を守る』だといえます。このことから、毎日コツコツと作業を積み重ねることに充実感を覚える方に相性の良い職種です。
会計職に向いている人
会計職に向いている人には、以下のような特徴が当てはまるでしょう。
- 論理的思考ができる
- 分析力がある
- 法律や制度への関心が高い
- 問題解決能力が高い
- 新しい知識習得を楽しめる
会計は、『企業活動を数字で正しく表現する』という重要な役割を担うため、もっとも大切なのは論理的思考力です。論理的思考力をわかりやすくいうと、物事を筋道立てて考え、正しい結論を導き出す能力となります。
実際の業務において複雑な取引の会計処理を検討する際、本質を理解して適切な会計基準を適用するためには、論理的な考え方なしで納得してもらうことはできません。論理的に考えて企業の実態を適切に分析・可視化する仕事に苦手意識がなく、やりがいを感じられる方に適した職種といえます。
財務職に向いている人
財務職に向いている人には、以下のような特徴があるといえます。
- 戦略的思考ができる
- コミュニケーション能力が高い
- リスクとリターンのバランスを考えられる
- マクロ視点で物事を捉えられる
- 変化を楽しめる
財務は、企業の成長戦略を資金面からサポートする側面を持つため、『戦略的思考力』が求められます。戦略的思考とは、目標達成のために、先を見据えて計画的に考えるということです。
例えば新規事業への投資を検討する際、市場環境や競合状況、自社の財務状況など、さまざまな要因を総合的に判断しなくてはなりません。こうした大きな目標を具体的なステップに分解し、実現可能な計画に落とし込むのが財務の役割です。
財務という業務の性質を踏まえると、経営陣と対等に議論し、企業価値向上への貢献にやりがいを感じる方に最適な職種でしょう。
経理・会計・財務の詳細を見ても、「まだ自分に合うか判断できずに迷っている...」という方も多いはずです。次項では、迷ったときにぜひ参考にしていただきたい判断軸も紹介します。
経理・会計・財務で迷ったときの判断軸
経理・会計・財務の選択で迷った場合の判断軸は、以下の4つです。
- 目指したいキャリアプランの違いで選ぶ
- 将来の想定年収で選ぶ
- 仕事・業務内容の違いで選ぶ
- 未経験から目指しやすさで選ぶ
以下では、それぞれの選び方や傾向をお伝えするため、『あなたが目指している姿』を思い浮かべながら1つずつ判断してみてください。
目指したいキャリアプランの違いで選ぶ
経理・会計・財務におけるキャリアプランの選択は、入門レベルから上級レベルまでの成長過程を見据えて判断すると決めやすいです。下表は、例としてキャリアレベルを4つに分類してまとめたものです。
キャリアレベル | 経理 | 会計 | 財務 |
---|---|---|---|
入門 | 経理アシスタント(伝票入力、請求書発行など) | 会計事務所スタッフ | 財務アナリスト補佐 |
中堅 | 経理担当者(月次決算、給与計算など) | 財務諸表作成担当、管理会計担当 | 財務企画担当、資金調達担当 |
ベテラン | 経理課長・マネージャー(決算取りまとめ、税務申告責任者) | 会計マネージャー(決算責任者) | 財務マネージャー(銀行折衝責任者) |
上級 | 経理部長、CFOなど | 経営企画部長、公認会計士として独立 | 財務部長、CFO、投資銀行への転職 |
キャリアプランの違いで選ぶ際には、『10年後になりたい自分』から考えてみましょう。例えば、企業の経理部門のマネージャーや経理部長として、会社の財務管理の中心的な役割を担いたいのであれば『経理』が向いています。
一方で、公認会計士として独立したり、経営コンサルタントとして企業の経営改善に携わったりするなら『会計』、CFOや財務部長として、企業の資金戦略を立案・実行したいなら『財務』を目指せるでしょう。
もっと詳しく違いを知りたい、自らの経験やスキルならどのキャリアプランがよいのか知りたい、などのご希望がありましたら、お気軽にマイナビ税理士へご相談ください。キャリアアドバイザーがヒアリングの上、あなたにあったキャリアプランをご提案いたします。
将来の想定年収で選ぶ
経理・会計・財務における年収の面では、一般的に『財務 > 会計 > 経理』の順で高くなる傾向にあります。参考として、年収の目安は以下のとおりです。
- 経理:約450万円
- 会計(公認会計士・税理士):約747万円
- 財務:約531万円
例えば、経験を積んで管理職になれば安定した上昇が見込めるのは経理職です。一方で会計は税理士・公認会計士の資格を取得するハードルが高いものの、高収入が見込めます。
財務は、経理のように勤続年数を重ねるごとに給与が上がったり、会計のように資格で手当が増えたりするほか、自らの経験や実績、成果次第で高い年収の企業を目指すこともできます。将来、高い年収を目指すといった場合には、資格の取得も視野に入れて検討しましょう。
仕事・業務内容の違いで選ぶ
経理・会計・財務での業務内容は、全体を通してみると違いが多くあります。下表では、月初めから月末、年次業務を簡単にまとめました。
職種 | 日次業務 | 月初めの業務 | 月末の業務 | 年次業務 |
---|---|---|---|---|
経理 | ・現預金残高確認 ・請求書発行・仕訳入力 ・入出金処理 ・経費精算処理 ・小口現金管理 |
・前月の請求書発行 ・売掛金の回収確認 ・買掛金の支払処理 ・給与計算データの準備 |
・経費の締め処理 ・売掛/買掛残高の確認 ・月次試算表の作成 ・部門別の経費集計 |
・年末調整の実施 ・確定申告資料の準備 ・固定資産の棚卸 ・決算書類の素案作成 ・税務申告の実務作業 |
会計 | ・仕訳内容の確認 ・仕訳ルールの確認・指導 ・会計基準に沿った処理判断 ・財務数値モニタリング |
・部門別予算実績の分析 ・月次決算資料の作成 ・経営陣への報告資料作成 ・決算修正仕訳の検討 |
・会計方針の確認 ・KPIの算出と分析 ・月次決算説明資料作成 ・決算方針の策定 |
・財務諸表の作成 ・会計監査への対応 ・有価証券報告書の作成 ・連結決算の実施 |
財務 | ・資金繰り状況確認 ・為替レートチェック ・銀行取引の判断 ・投資案件の検討 |
・資金繰り計画の更新 ・借入金の返済スケジュール管理 ・運用資産のパフォーマンス確認 ・翌月の資金計画策定 |
・投資案件の評価 ・財務指標の分析 ・銀行向けレポート作成 |
・次年度予算の策定 ・中期財務計画の立案 ・資金調達計画の策定 ・投資計画の立案 ・株主総会資料の作成 |
パッとみただけでは業務が多く選ぶのに迷うかもしれませんが、例えばあなたが正確な数字の管理が好きであったり、社内の様々な部門と協力するのが得意であったりするなら経理の業務内容をこなしやすいです。また、経営陣への提案や助言を行いたいなら会計が、数字を使って企業の未来を描くのが得意なら財務の業務が向いているでしょう。
未経験からの目指しやすさで選ぶ
経理・会計・財務において、参入のしやすさをわかりやすくするなら『経理 > 会計 > 財務』の順となります。参入のハードルと求められるスキルなどを、下表にまとめたのでご覧ください。
項目 | 経理 | 会計 | 財務 |
---|---|---|---|
参入ハードル | 低〜中 | 中〜高 | 高 |
必要資格 | 簿記3級〜2級 | 簿記2級〜1級、税理士、公認会計士など | MBA、証券アナリストなどがあると有利 |
求められるスキル | Excel操作、基本的な経理知識 | 会計基準の理解、財務分析力 | ファイナンス知識、英語力、交渉力 |
主な参入ルート | ・一般事務からの異動 ・経理アシスタントとしての採用 ・未経験可の求人も比較的多い |
・経理からのステップアップ ・会計事務所での実務経験 ・専門資格取得後の転職 |
・銀行での実務経験 ・コンサルティングファームでの経験 ・経理・会計からのキャリアチェンジ |
完全な未経験からであれば、簿記3級などの資格をアピールでき、未経験可の求人も多い経理から会計・財務を目指すルートを選びやすいです。また、公認会計士や税理士等の資格を取得しながら、補助として働いてキャリアを積むこともできます。
一方で、財務の場合は高度な専門知識と実務経験が求められ、未経験からの参入ハードルが高いです。一定の実務経験と知識を持っていない場合は、経理・会計からのキャリアチェンジが基本となるでしょう。
経理・会計・財務に共通する資質
経理・会計・財務の職種を目指すにあたって、共通して求められる資質は3つあります。
- 数字への基本的な理解
- ビジネスセンス
- コンプライアンス意識
資質は単に生まれ持った才能ではなく、意識的に磨くことのできるスキルです。自らの得意分野を活かしながら、苦手な部分を補強していくことで、より専門性の高い人材へと成長する参考にしてください。
数字への基本的な理解
「数字が苦手だから経理・会計・財務職は向いていないかも...」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、いまは電卓やExcelを使えば複雑な計算も簡単にできる時代で、業務においては計算力よりも『数字の持つ意味を理解する力』の方が大切です。
例えば、売上が前年比120%になった時、単純な増加として捉えるのではなく、「なぜ増加したのか」「この成長は持続可能か」といった経営的な視点で分析できることを求められるなどです。この際、財務三表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の基礎知識を持って意味を理解できれば、会社の経営状態を読み解けるはずです。
こうした数字を見たときに『背景のストーリー』が読めること、つまり、数字が示す本質的な意味を理解し、的確な判断につなげられることが経理・会計・財務で働く際に持っておきたい資質です。
ビジネスセンス
ビジネスセンスとは、特別な才能ではなく、市場をよく観察して試行錯誤しながら経験を積むことで磨かれる『実践的な知恵』です。最近は会計ソフトの進化で、特に経理業務は大幅に効率化されています。その分、データを読み解いて経営に活かす力がより重要になってきています。
取引先との価格交渉の際、単に数字上の損得だけでなく、取引が将来的にどのような事業機会をもたらすかまで考えるといった具合です。日々のニュースや業界情報に関心を持ち、「この出来事は自社にどのような影響があるだろう...」と考える習慣がある人は、経理・会計・財務との相性が良いでしょう。
コンプライアンス意識
経理・会計・財務の職種では、会社の数字を扱う『番人』としての責任が伴うことも共通しています。法令遵守の姿勢、そして正直さと誠実さは、いずれの職種に就く上でも基本的かつ重要な資質です。
取引先からの接待や贈答品の扱い、経費の計上基準など、日々の業務において「これくらいなら...」という安易な考えは禁物です。常に『なぜこのルールがあるのか』を考え、コンプライアンスの視点から適切な判断をしなければなりません。
会社の信用を守る役割を担っていることを踏まえて正直で誠実な姿勢を持ち、ときには『NO』と言える勇気を持ったコンプライアンスの意識は資質の1つとして転職等でも強みとなります。
経理・会計・財務で持っていると役立つ資格
経理・会計・財務のキャリアを考えた際、分野別の資格取得も考えてみてください。それぞれの資格は、各分野での実務能力を証明し、キャリアアップの足がかりとなるからです。
特に未経験からスタートする場合は、基礎固めから始めることで、着実なスキルアップも可能です。以下では、4つのケースに分けておすすめの資格を紹介します。
未経験におすすめの資格
未経験者が経理・会計・財務を目指すことを考えた場合、最初に取り組むべき資格は『日商簿記検定』です。3級から始めて、段階的に上位級を目指すことで、経理・会計・財務の基礎から実践的な知識まで体系的に習得できます。
日商簿記検定の魅力は、財務諸表の読み方・作り方の基礎が実践的に学べる点です。経理・会計・財務のいずれの職種でも共通スキルであり、独学でも目指しやすいことも未経験の方にとってメリットとなります。
経理におすすめの資格
経理職では、日商簿記2級が多くの求人で必須要件となっており、候補の1つとして挙げられます。また、経理マネージャー以上のポジションを目指す場合、税務申告実務の知識を得られる『法人税法検定』も選択肢の1つです。
そのほかにも、Excel関連資格(MOS等)の取得も検討できます。経理実務ではExcelを使う機会が多く、効率的な業務遂行には高度なExcelスキルが求められます。Excelの関連資格があれば、実務能力の証明としても採用担当者から高く評価してもらえるでしょう。
会計におすすめの資格
会計職では、専門性の高い公認会計士・税理士という国家資格の取得が基本となります。税理士は税務・会計のプロとして、会計事務所やコンサルティング業務で高い評価を得られます。
税理士よりもハードルが高いものの、公認会計士であれば会計分野でよく耳にする監査法人や大企業での活躍が期待できます。特に上場企業の監査業務では、公認会計士の資格が必須となりやすいです。
別の角度から見ると、『BATIC(国際会計検定)』が、グローバル企業や外資系企業での活躍を目指す場合に有効です。英語での会計実務に対応できる能力を証明でき、国際的なキャリア構築を目指す方は検討してみてもよいでしょう。
財務におすすめの資格
財務職では、主にグローバルに通用する専門資格の取得が多くなります。例えば、『CFA(国際証券アナリスト)』は、資産運用のプロとして世界的に認知度が高く、国際金融市場での活躍を目指す方に最適です。
また、『FP(ファイナンシャル・プランナー)資格』の1級であれば、総合的な金融・投資の知識を証明できます。財務戦略の立案や投資判断において、FPを取得する過程で得られた知識が強みとなります。
財務職では海外とのやり取りも多いため、TOEIC730点以上の取得も1つのアピールポイントです。英語での交渉や書類作成が日常的な業務となるケースにおいては、語学力を形として証明できるとよいでしょう。
まとめ
経理は日々の取引を正確に記録する「実務のプロ」、会計は財務諸表の作成と分析を行う「数字分析のプロ」、そして財務は企業の成長戦略を資金面から支える「お金の戦略家」として企業を支える役割を担えます。
いずれかで迷ったときには、自らの適性と目指すキャリアの方向性を見極めましょう。もし、「自分では判断しにくい...」と少しでもお悩みでしたら、マイナビ税理士のキャリアアドバイザーへご相談ください。
あなたの経歴やスキルを棚卸しし、これから目指せるキャリアプランをご提案いたします。また、働きながら資格を取得してキャリアを形成したいという方には、希望する条件の求人の提示も可能です。
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