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税理士にも「英語」が求められる時代?キャリアアップの武器に
2017/6/9
コラム
税理士にも「英語」が求められる時代? キャリアアップの武器に

近年は「聞かない日はない」というほど、頻繁に使われるようになった“グローバル化”という言葉。
じつはこのグローバル化、税理士の世界でも無縁ではありません。
どのような影響が出ているのか、見ていきましょう!

グローバル化の影響

税理士の世界もグローバル化と無縁ではない理由の1つは、クライアントである企業に外国人が増えていることです。
特に東京などの大都市を歩いていると、「以前と比べて外国人が増えた」と実感しますが、それはデータにも表れていて、法務省が昨年3月に発表した資料によると、2015年末時点の在留外国人は過去最多の約223万人だったそうです。
2011年の東日本大震災で一時期、減少しましたが、2013年以降は増加が続いています。
2015年の数値は前年比+5.2%でしたが、法務省は「日本企業の海外進出や景気改善の影響で、海外からの関心が高まっている」とコメントしていることからも、今後も在留外国人の増加は続くと考えられます。

税理士として働くみなさんも、「以前はクライアントの社員が日本人だけだったのに、今は外国人が増えた」……こんなことを感じている方もいるのではないでしょうか。
最近は、英語でのやりとりが求められる外資系企業を専門に取引している税理士もいるぐらいなので、グローバル化の影響は確実に表れていると言えるでしょう。
また、国内での仕事に限らず、近年は日本企業が海外へと積極的に進出している時代です。

このような時代になると、税理士にも必然的に「英語」が求められる機会が増えてきます。「専門性は認められても、英語力がないため取引ができない」という事態も十分に起こりうる時代なのです。

<ココまでのまとめ>
・クライアントに外国人が増えているため、税理士にも英語力が求められる時代に。
・今後も在留日本人は増加していくことが予想されている。

税理士にも英語が求められる時代に

現在は、IFRS(International Financial Reporting Standards/国際財務報告基準)を導入する日本企業が増えています。
金融庁が日本基準からIFRSへの移行を認めたのは2010年3月期のことですが、IFRS導入企業は2014年末時点で52社、2016年6月末時点で115社と、急激に増加しています。
また昨年の時点で、IFRSの導入を検討している企業も含めると、じつに東証上場企業の時価総額の約半分を占めるほどの割合と言われています。

IFRSを導入した企業を担当すると、IFRSに基づいた業務が発生するので、当然ながら税理士には「英語力」が求められます。
また、海外へ進出している企業を担当するときも同様で、進出先の租税条約や税務状況を理解するには英語が不可欠です。
昨年は「パナマ文書」によって「タックスヘイブン(租税回避地)」が話題になりましたが、現在もまだ各国の税法整備が完璧なものにはなっていないため、租税回避も問題になっています。
その点、英語に精通していれば、各国の税法などを読み解くことができるので、情報収集をしたうえで事前に対策を練ることも可能になります。

つまり、現在はグローバル化により国内だけでなく世界各国との取引が増えているため、「英語を使える」ということが税理士にとっても大きな武器になるのです。

<ココまでのまとめ>
・IFRS導入企業が増えており、担当する税理士には必然的に英語が求められる。
・海外進出をしている企業の担当税理士も進出先の税務状況を知るために英語が必要。

英語力を活かしてキャリアアップ

最後は、英語力を活かして実際にキャリアアップに成功した税理士のケースを紹介します。
30歳の男性Aさんは個人会計事務所で5年働いていて、個人事業主の確定申告や中小企業の税務を担当していました。
仕事を覚え、上司から任されるようになり、働く楽しさも十分にありましたが、もっとキャリアアップしたい! と、だんだんと思うようになったそうです。
そこでAさんは自分の強みや能力を棚卸ししてみることにしました。仕事で培ってきた税務顧問や確定申告の分野以外に何か強みはないか……?
そのとき、思いついたのは税務の能力ではなく、「英語力」というベクトルの違う武器でした。

Aさんは学生時代、英語に興味をもち、英会話教室にも通いながら積極的に勉強していたため、英語力にはある程度自信があったのです。
そこで転職エージェントにも相談し、自分の強みを生かすことができる「外資系企業をクライアントとする会計事務所」に的を絞って転職活動を行うことにしました。
ただ、「外資系企業での勤務経験がないこと」「英語をビジネスの場で使った経験がないこと」などを指摘され、すぐには内定が出ませんでしたが、粘り強く転職活動を進め、無事に転職をすることができました。

なぜ、Aさんは転職活動で成功を掴みとることができたのでしょうか?
その理由の1つは「会計業界には英語力に自信がある人が圧倒的に少ない」ことがあげられます。
ただでさえ難関の税理士試験に合格するのも凄いことなのに、さらに英語力もあるという人はなかなかいないからです。
でも、逆に考えれば、「英語力も身に付ければ、大きな武器になる」ということです。みなさんもキャリアアップを考える際は、選択肢の1つに「英語」を入れてみてはいかがでしょうか?

<ココまでのまとめ>
・税務経験+英語力をアピールして転職に成功した税理士。
・会計業界に英語力に自信がある人は少ないので、身に付ければ大きな武器になる。

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