アイコン

他のオススメ記事はこちらをタップ!

アイコン

こんにちは。マイナビ税理士の記事をご覧いただき、ありがとうございます。

アイコン

あなたにおすすめの記事をご紹介いたします。

SUCCESS CASE

税理士事務所での繁忙期の業務

更新日:
税理士事務所での繁忙期の業務

税理士事務所には、「繁忙期」という言葉があります。言葉のとおり、ほかの時期と比べて業務が多く忙しい時期という意味になります。1年間の中で繁忙期をどのように乗り切るのかは税理士事務所の業務のポイントといえます。

この記事では、税理士事務所の繁忙期のスケジュールや業務内容、お客さま対応などについてお話しします。これから税理士事務所への就職・転職を考えている方の参考になればと思います。

税理士事務所での繁忙期とは

税理士事務所の繁忙期とは、一般的に以下の業務の対応に追われる時期のことをいいます。

個人、法人の年末調整(1月末が期限)
個人の確定申告(3月15日が期限)
3月決算の法人の申告(5月末が期限)

年末調整・確定申告が忙しい理由は、1年間の中で時期が明確に決まっていることだからであり、3月決算の法人の申告が忙しい理由は、日本には3月決算の法人が多いからです。

私がいる事務所でも他の多くの事務所と同様に、上記の業務の対応に追われる時期はどうしてもドタバタしてしまいます。

都会であれば業務内容を絞っても成り立つ場合もあるので、たとえば法人専門の事務所として個人の確定申告業務はいっさい受けずに確定申告時期の負担をなくしている場合もありますが、地方の事務所はほぼすべて確定申告に対応していると思います。また、3月決算の法人の顧問先数を制限して5月申告の負担を軽減している事務所もあります。

繁忙期のスケジュール・業務内容・お客さま対応など

年末調整でやるべきことは、顧問先の従業員の所得税の計算です。細かい業務の期限は以下のようになっております。

1月10日(場合によっては20日)までに顧問先に源泉所得税を納付してもらう
1月末に法定調書・給与支払報告書を提出

給与の金額の確認や生命保険料の控除証明書などを出してもらう必要があり、12月上旬から集め出して順次所得税の計算を行って行きます。1月10日が1つの期限なので、進行具合によっては年末年始を返上して対応する必要があります。

個人の確定申告でやるべきことは、個人事業主や一部の会社役員などの所得税の計算です。1月中旬から順次資料を集めて対応していき、2月は丸々、業務負荷がピークになります。3月上旬には大半の人の申告は終わっていますが、一部の資料の提出が遅い方のぶんの対応を期限である3月15日ぎりぎりまで対応していく形になります。申告が終わった後には、結果の報告と節税などで提案できることがあれば報告させていただいております。

3月決算の法人の申告でやるべきことは、会計帳簿の作成と法人税・消費税の計算です。

5月末が期限なのですが件数が多いので4月中旬から順次決算処理を進めていきます。4月下旬から5月上旬はゴールデンウィークでの休みがあるので、顧問先も会社を休みにされる場合が多く連絡が取れないので、その点を考慮して通常よりも業務を前倒しで進める必要があるのです。申告が終わった後には、個人の確定申告の場合と同様に結果の報告と必要な提案をさせていただいております。

繁忙期の業務負荷を低減させるために必要なこと

繁忙期の業務負荷を減らすために必要なこととしては、通常時期への業務の分散と効率化が必要です。

まず、期限(確定申告であれば3月15日、3月決算の法人の申告であれば5月末)が近づくにつれて忙しさが増すことは仕方ありませんが、少しでも軽減するためには、ほかの時期への業務の分散が必要です。会計処理の多い顧問先の場合は、月に1回あるいは3ヵ月に1回のように時期を決めて記帳のチェック(場合によっては記帳代行)を行うようにしています。そのためには顧問先の方にも協力してもらう必要があります。

また、効率化としては、事務所・顧問先の両方で作業時間を減らすことが大事だと考えています。顧問先で手書きしていた現金出納帳をExcel化して、早く入力できるようにしつつ、会計ソフトにもすぐに取り込める仕組みを作ったり、ネットバンキングを活用して預金のデータをすぐに会計ソフトに取り込めるようにしたりしています。年末調整における事務所内の業務(顧問先の給与の整理や保険料控除申告書の作成など)は、数年前まで紙への手書きをしていたのですが、Excelで独自の仕組みを作って手書きを止めることで大幅に作業時間を短縮することができました。

通常時期への業務の分散と効率化は、日頃から「ほかにもできることがないか」と考えて改善し、繁忙期の負荷を少しでも減らしたいものです。

まとめ

税理士事務所での「繁忙期」のスケジュールや業務内容、お客さま対応などについてお話ししました。

これから税理士事務所への就職・転職を考えている方は、繁忙期のことも考慮に入れながら決めていただければと思います。この業界に入るうえで必ず認識しておくべきことだと考えてください。また、今回の主題ではありませんが、特に税理士をめざして勉強する予定の方にとっては、合格するためには「繁忙期に勉強時間をいかに確保できるか」も重要になります。

松井 元

松井 元

税理士

静岡県三島市の松井会計事務所に勤務する税理士。大学院で工学専攻を卒業後、自動車部品メーカーでエンジニアとして8年間働く。自分の頑張りが成果として見える環境で働きたいと考え税理士事務所に転職。34歳から税理士を目指して、働きながら税理士試験・大学院での税法論文作成を経て税理士登録。税務・会計と IT を使った経理効率化の両面でお客様をサポートすべく奮闘している。

税理士の転職Q&A
税理士の方の疑問や悩み、不安を解消します。
【20代】税理士科目合格者 【30代】税理士科目合格者 【20代】税理士 【30代】税理士 税理士業界全般
税理士の転職事例
マイナビ税理士の転職成功者の方々の事例をご紹介します。
一般事業会社 会計事務所・税理士法人 コンサルティングファーム 税理士・科目合格者の転職成功事例 税理士・科目合格者が転職で失敗する4つの原因
税理士の志望動機・面接対策
面接のマナーを押さえ、あなたの強みを引き出す面接対策方法をご紹介
会計事務所 税理士法人 コンサルティングファーム
はじめての転職
転職への不安を抱えた方々に向けて転職のサポートを行なっています。
税理士の転職時期
転職活動の時期や準備時期、スケジュールなどをお伝えします。
履歴書、職務経歴書の書き方
人事担当者から見て魅力的な職務経歴書を書く方法をご説明します。
女性税理士の転職
女性税理士の転職事情や成功するための秘策をご紹介します。
実務未経験の転職
実務未経験の税理士試験合格者の転職成功ガイドをご紹介します。

転職お役立ち情報ページ|税理士の転職・求人・募集ならマイナビ税理士。マイナビだから提案できる豊富な求人バリエーションと確かな転職コンサルティングであなたの転職をサポート。

無料転職支援サービス申込み

ページトップへ戻る

公式
アカウント

無料転職支援サービス申込み

アクセスマップ