【例文つき】税理士事務所の面接でよく聞かれる質問|回答例と逆質問のポイント
税理士事務所の面接では、自己紹介や志望動機に加え、担当顧客や申告経験、税理士試験の受験状況など、実務や資格について詳しく聞かれることがあります。
この記事では、税理士事務所の面接でよく聞かれる質問と回答例を、経験者・未経験者それぞれの視点から紹介します。逆質問の例や面接前に準備しておきたいことも合わせて解説します。

松浦 尚人
税理士
2013年、税理士試験合格。2015年税理士登録
大手税理士法人ではシニアマネージャーとして、主として外資系企業及びIT関連企業、スタートアップ企業に対する国際税務アドバイス、企業組織再編やM&A等の業務に従事。税務書籍の執筆や大学での講義の経験も有する。
2021年11月に松浦尚人税理士事務所を設立し独立。主に法人に対する税務申告、企業組織再編、国際税務等のアドバイザリー業務に従事。
目次
税理士事務所の面接でよく聞かれる基本質問
まずは、経験の有無を問わず準備しておきたい基本的な質問を紹介します。同じ質問でも、何を伝えるかによって面接官が把握できる情報は変わります。自分の経歴や応募理由が伝わるよう、回答する範囲を整理しておくことが大切です。
- 自己紹介・職務経歴を教えてください
- なぜ税理士事務所を志望したのですか?
- なぜこの事務所を選んだのですか?
- 退職理由・転職理由を教えてください
- 今後のキャリアプランを教えてください
自己紹介・職務経歴を教えてください
自己紹介では、職歴を入社時から細かく説明するのではなく、応募先の業務と関係する経験を中心にまとめましょう。
税理士事務所の経験者であれば、在籍年数、主な担当業務、顧客対応の有無などを簡潔に伝えます。事業会社などから転職する場合は、経理や決算、顧客対応など、税理士事務所でも活かせる経験を優先します。
担当件数や申告書作成の詳細まで話し切る必要はありません。実務経験については後から深掘りされる可能性があるため、最初の自己紹介では経歴の全体像が分かる程度にまとめるのがコツです。
【回答例】
現在は会計事務所に4年間勤務し、中小企業を中心に月次処理、決算業務、申告書作成補助を担当しています。入社3年目からは顧客との月次のやりとりも担当するようになりました。これまでの経験を活かしながら、今後は税務相談を含めて顧客への対応範囲を広げたいと考え、転職活動をしています。本日はよろしくお願いいたします。
なぜ税理士事務所を志望したのですか?
問われているのは、「なぜ経理や金融などではなく、税理士事務所で働きたいのか」です。したがって、「税務の専門性を身につけたい」だけでは、応募理由として抽象的です。税務に興味を持ったきっかけや、税理士事務所でどのような経験を積みたいのかまで具体化しましょう。
たとえば事業会社の経理経験者なら、一社の経理を担当するなかで税務に関心を持ったのか、複数の企業を支援する仕事に魅力を感じたのかによって回答内容が変わります。
【回答例】
事業会社で経理を担当し、月次・年次決算や税理士事務所との資料のやりとりを経験してきました。そのなかで、会計処理だけでなく税務判断について理解を深めたいと考えるようになりました。今後は複数の企業の税務・会計に関わり、企業ごとに異なる課題へ対応できる経験を積みたいと考え、税理士事務所を志望しています。
なぜこの事務所を選んだのですか?
税理士事務所を志望する理由と、「その事務所を選ぶ理由」は分けて考えます。応募先のWebサイトや求人票を確認し、顧客層、得意とする業務、担当体制、教育方針など、自分の希望と接点がある特徴を探してみてください。
「幅広い業務を行っているから」「成長できそうだから」といった内容だけでは、別の事務所にも当てはまります。自分が経験したい業務と応募先の特徴を結びつけると、志望理由を具体化できます。
【回答例】
現職では法人顧客の月次・決算業務を中心に経験してきましたが、今後は相続を含む資産税業務にも経験を広げたいと考えています。御事務所では法人顧問に加えて相続案件も扱っており、法人税務の経験を活かしながら資産税の実務を学べる点に魅力を感じ、志望しました。
退職理由・転職理由を教えてください
退職理由が年収、働き方、人間関係などであっても、その事実を別の理由へ作り替える必要はありません。ただし、「嫌だから辞める」だけでは次の職場を選ぶ基準が伝わらないため、何を変えたいのかまで整理しましょう。
たとえば、担当できる業務が限られていることが理由なら、その不満を述べるだけでなく、次はどの実務まで経験したいのかまで整理しておきます。
【回答例】
現職では入力業務と決算補助が中心で、顧客との打ち合わせや申告書作成を担当する機会が限られています。今後は顧客を担当し、月次対応から決算・申告まで一連の業務を経験したいと考えるようになり、転職を検討しています。

松浦 尚人
税理士
税理士業界は意外と狭く、地域の税理士会や職場を通じて、前職と面接先の所長同士が顔見知りというケースもあります。そのため、前職への不満やネガティブな退職理由は避け、「御社でこうした業務に挑戦したい」と前向きに伝えることが重要です。
今後のキャリアプランを教えてください
キャリアプランについては、将来どのような立場や役割を担いたいのかを説明します。相続税や国際税務といった専門分野の話よりも、担当者として経験を積みたいのか、顧客対応の範囲を広げたいのか、将来的にチームをまとめたいのかなど、組織の中での成長イメージを中心にします。
独立を考えている場合も、応募先が独立志向をどう捉えるかは一律ではありません。将来像に加え、応募先で何を身につけ、どのような役割を担いたいのかを説明できるようにしておきましょう。
【回答例】
まずは担当者として、顧客からの相談に自分で対応できるところまで実務経験を広げたいと考えています。その後は後輩のレビューや案件管理にも携わり、複数の担当者を支えられる立場を目指したいです。
税理士事務所ならではの実務経験に関する質問
経験者の面接では、「税理士事務所に何年勤務したか」だけで実務経験の深さは判断できません。担当した顧客、税目、業務範囲、顧客との関わり方などを具体的に説明できるようにします。
- 担当してきた顧客数・業種・規模を教えてください
- どの税目・申告業務をどこまで担当しましたか?
- 顧客との直接対応はどこまで経験しましたか?
- 使用した会計・税務ソフトを教えてください
- 繁忙期の業務量や働き方についてどう考えていますか?
担当してきた顧客数・業種・規模を教えてください
担当件数を聞かれた場合は、件数に加えて、顧客の属性や担当範囲まで整理して伝えましょう。法人・個人の割合、主な業種、売上規模、自計化の状況などを示すと、実務経験の深さが伝わります。
法人と個人の割合、主な業種、売上規模、自計化されている顧客が多いのか、記帳代行を含む顧客が多いのかなどによって、経験してきた業務は異なります。
【回答例】
法人を約18社、個人事業主を5件ほど担当しています。法人は売上高1億円前後までの中小企業が中心で、建設業、IT、サービス業などを担当しています。法人の半数程度は自計化されており、月次チェックから決算まで対応しています。記帳代行を行う顧客については、資料回収から仕訳確認まで担当しています。
数字は面接前に職務経歴書と照合し、回答によって件数が変わらないように確認しておきましょう。
どの税目・申告業務をどこまで担当しましたか?
申告に関する業務では、資料整理や入力だけを担当したのか、申告書作成まで経験したのか、上司のレビューを受けながらどこまで自分で進めていたのかを分けて説明しないと伝わりません。
また、同じ法人税申告書の作成経験でも、税務調整が少ない比較的単純な案件と、調整項目が多い複雑な案件とでは経験の内容が異なるため、担当した案件の難易度まで伝えることで、入所後の業務とのミスマッチを防ぎやすくなります。
税理士業務には税務代理、税務書類の作成、税務相談といった税理士法上の業務があるため、資格を持たない応募者は、自分が事務所内で担当していた実務の範囲を正確に伝えることが大切です。
【回答例】
法人顧客について、月次処理から決算整理、法人税・消費税申告書の作成補助まで担当しています。申告内容は上司のレビューを受け、指摘事項を修正したうえで提出準備まで対応しています。所得税については個人事業主の確定申告を経験していますが、相続税申告は未経験です。
経験していない業務まで広げて答えるより、「経験済み」「補助経験」「未経験」を分けたほうが、自分の実務レベルを正確に伝えられます。
顧客との直接対応はどこまで経験しましたか?
税務・会計の知識のほか、顧客とどこまで直接やりとりしてきたかを確認されることもあります。資料の回収だけなのか、月次報告まで担当していたのか、経営者からの質問に対応した経験があるのかなど、接点を具体的に説明しましょう。
【回答例】
担当顧客については、月次資料の依頼、試算表の内容確認、決算前の打ち合わせまで直接対応しています。判断に迷う税務相談を受けた場合は、その場で回答せず、論点を整理して所内で確認したうえで回答するようにしています。
このように答えると、「顧客対応経験がある」という事実だけでなく、自分で対応する範囲と確認を取る範囲も伝えられます。
使用した会計・税務ソフトを教えてください
使用した会計・税務ソフトについては、日常的に担当していた処理と、自分で操作できる範囲を具体的に伝えます。会計ソフトであれば仕訳入力やデータ取り込み、月次チェック、税務ソフトであれば申告書作成補助や電子申告の準備など、実務と結びつけて整理しておきます。
応募先と異なるソフトを使用している場合は、これまで複数のシステムへ対応した経験や、新しい操作環境を習得した際の経験まで示すと、入所後の適応力も伝えられます。
【回答例】
現職では○○を会計処理に使用し、仕訳入力から月次チェックまで担当しています。税務ソフトは△△を使用し、法人税と消費税の申告書作成補助を経験しています。御事務所で使用されているソフトは未経験ですが、現職でも複数の会計ソフトを使ってきたため、操作方法を確認しながら習得したいと考えています。
応募先と異なるソフトを使っていた場合も、「使ったことがありません」で終わらせず、これまでどのシステムをどの程度使っていたかを伝えるとよいでしょう。
繁忙期の業務量や働き方についてどう考えていますか?
税理士事務所では、時期によって業務量が変動するため、働き方について確認される場合があります。回答では、「残業できます」と答えること自体を目的にせず、これまで繁忙期をどう乗り切ってきたか、期限が重なるときにどのように業務を管理しているかを伝えましょう。
【回答例】
現職でも確定申告期や法人の申告期限が重なる時期には業務量が増えるため、案件ごとに提出期限と必要資料を一覧化し、顧客への資料依頼を早めに行うようにしています。繁忙期があることは理解していますが、通常期を含めた実際の業務量や働き方については、入所前に確認したいと考えています。
無理に長時間労働を受け入れる回答を作る必要はありません。自分が継続できる働き方も転職先選びの条件として整理しておきます。
未経験者・税理士試験受験者が聞かれやすい質問
未経験者や税理士試験の受験者は、基本的な志望動機に加えて、「なぜいま実務へ移るのか」「これまでの経験をどう活かすのか」「試験勉強をどう進めるのか」といった点を準備しておきましょう。
税理士試験は科目合格制で、一度に5科目を受験する必要はありません。受験中の人は、合格科目に加え、今後どの科目を受験するのかも整理しておくと回答しやすくなります。
- なぜ未経験から税理士事務所を目指しているのですか?
- これまでの仕事で税理士事務所に活かせる経験はありますか?
- 税理士試験の合格科目・受験状況を教えてください
- 今後の学習計画や資格取得の予定を教えてください
- 税理士資格取得後に取り組みたい専門分野はありますか?
なぜ未経験から税理士事務所を目指しているのですか?
この質問では、単に「税理士になりたいから」と答えるのではなく、なぜこのタイミングで実務未経験から転職するのかを説明しましょう。これまでの仕事や学習経験の中に、転職を決めたきっかけがないか振り返っておきます。
【回答例】
現在は金融機関で法人営業を担当しています。中小企業の経営者と接するなかで、資金調達だけでなく税務や決算について相談を受ける機会があり、より専門的な立場から企業を支援したいと考えるようになりました。税理士試験の学習も始めたため、実務経験も積みたいと考え、このタイミングで税理士事務所への転職を希望しています。
「未経験でも採用してもらえそうだから」ではなく、現在の仕事から税理士事務所への転職につながった経緯を示します。
これまでの仕事で税理士事務所に活かせる経験はありますか?
未経験者は、税務経験がないことを無理に補おうとする必要はありません。事業会社の経理なら仕訳、月次決算、証憑管理、税理士とのやりとりなど、営業職なら顧客対応や期限管理など、これまでの仕事を税理士事務所の業務に分解して接点を探すのがコツです。
【回答例】
税務実務は未経験ですが、事業会社の経理として売掛金・買掛金管理、仕訳入力、月次決算の補助を3年間担当しています。また、決算時には税理士事務所へ提出する資料の準備や問い合わせ対応も経験しました。会計処理の基礎と期限までに資料を整える経験は、入所後の実務にも活かしたいと考えています。
このように、未経験者は「できる業務」と「これから学ぶ業務」を分けると、経験を過大に見せずに強みを伝えられます。
税理士試験の合格科目・受験状況を教えてください
税理士試験については、合格科目を伝えるだけでなく、現在取り組んでいる科目や今後の受験計画まで整理しておいてください。応募先によっては、仕事と学習をどのように両立する考えなのかまで確認されることがあります。
【回答例】
現在は簿記論と財務諸表論に合格しており、今年は法人税法を受験しました。次は消費税法の学習を進める予定です。入所後も実務経験を積みながら受験を継続し、税務の理解を深めていきたいと考えています。
受験状況と今後の計画を一続きで説明できるようにしておくと、資格取得に向けた進捗と学習を継続する意思が伝わります。

松浦 尚人
税理士
近年は、大学院進学による「税法科目免除」を利用して資格取得を目指す方も増えています。免除を予定している、または既に決定している場合は、その旨を伝えましょう。合わせて、「平日は〇時間、休日は〇時間勉強している」と具体的な学習習慣を伝えると、入所後の勤務時間を配慮してもらえる可能性が高まります。
今後の学習計画や資格取得の予定を教えてください
学習計画では、残り科目をどのような順序で受験するのか、繁忙期や試験前を含めてどのように学習を続けるのかなど、資格取得までの見通しを具体的に伝えます。
【回答例】
現在2科目に合格しており、残り3科目は数年かけて取得する計画です。受験する科目の順序を決めたうえで、通常期に学習を進め、繁忙期は業務量に応じて学習時間を調整する予定です。実務経験も積みながら受験を継続し、税理士資格の取得を目指します。
税理士資格取得後に取り組みたい専門分野はありますか?
まだ専門分野を一つに決めていない場合は、無理に「相続専門になりたい」などと断定する必要はありません。興味を持っている領域と、その理由を説明できれば十分です。
【回答例】
現時点では法人税務を中心に実務経験を積みたいと考えています。そのうえで、中小企業の経営者から事業承継について相談を受けられる税理士を目指したいため、将来的には事業承継や資産税についても経験を広げたいです。
応募先が扱っていない分野だけを強く希望すると、志望理由との整合性が弱くなるため、応募先の業務内容も確認して回答を準備します。
税理士事務所の面接で使える逆質問
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれたときは、面接官へのアピールだけを目的に質問を作るのではなく、自分が入所後に働く環境を確認する機会として活用します。
求人票やWebサイトを見れば分かる内容ではなく、実際の担当方法や育成体制など、入所後の仕事を判断するために必要な情報を質問しましょう。
- 担当業務・担当顧客・分業体制を聞く逆質問
- 研修・教育体制や税理士試験との両立を尋ねる逆質問
- 顧客層・得意分野・今後の注力領域を把握する逆質問
- 入所後のキャリアや担当範囲を確かめる逆質問
- 避けたい逆質問と聞き方の注意点
担当業務・担当顧客・分業体制を聞く逆質問
担当方法を確認する場合は、次のように質問できます。
- 「入所後は、どのくらいの期間を目安に担当顧客を持つことになりますか。」
- 「法人顧客の場合、月次対応から決算・申告まで一人の担当者が対応するのでしょうか。それとも業務ごとに分業されていますか。」
- 「現在募集されているポジションでは、どのような業種・規模の顧客を担当するケースが多いでしょうか。」
「何社担当できますか」と件数だけを聞くより、業務範囲や担当方法まで確認すると、自分が経験したい仕事と合っているかを判断できます。
研修・教育体制や税理士試験との両立を尋ねる逆質問
未経験者や経験の浅い方は、実際の育成方法を聞いてみましょう。
- 「未経験で入所した場合、最初はどのような業務から担当することが多いでしょうか。」
- 「申告書を作成した際は、どのような形でレビューやフィードバックを受けられますか。」
税理士試験を受験している場合は、
- 「税理士試験を受験している職員の方は、繁忙期と試験勉強をどのように両立されていますか。」
と、制度の有無だけではなく実際の働き方を聞く方法もあります。
顧客層・得意分野・今後の注力領域を把握する逆質問
Webサイトなどで事務所の特徴を調べたうえで、公開情報からは分からない部分を確認しましょう。
- 「Webサイトで医療法人の支援に力を入れていると拝見しました。入所後に医療法人を担当する場合、どのような業務まで経験する機会がありますか。」
- 「今後、特に拡大していきたい税務サービスや顧客層があれば教えていただけますか。」
事前に調べた内容を前提に質問すると、単なる情報収集ではなく、自分が応募先を理解するための質問になります。
入所後のキャリアや担当範囲を確かめる逆質問
今後のキャリアについては、昇格条件だけを聞くのではなく、経験できる業務がどのように広がるのかを確認します。
- 「担当者として経験を積んだ後は、どのような業務や役割を任されることが多いでしょうか。」
- 「顧客対応から後輩のレビューや案件管理まで担当範囲を広げていく場合、どのようなステップがありますか。」
このように聞くと、自分のキャリアプランと、事務所側が想定している育成方法に大きな違いがないかを確認できます。
避けたい逆質問と聞き方の注意点
逆質問で避けたいのは、調べれば分かることをそのまま聞く、面接ですでに説明されたことをもう一度聞く、給与や休暇だけを立て続けに確認するといったケースです。
待遇や働き方を聞くこと自体が問題なのではありません。自分にとって転職先を選ぶうえで必要な条件なら確認します。ただし、「通常期と繁忙期では、それぞれどの程度の働き方になることが多いでしょうか」のように、実態を確認できる質問にしてください。
逆質問が一つだけだと、面接中にすでに説明されて使えなくなることがあります。事前に複数用意し、その場でまだ確認できていない内容から選ぶとよいでしょう。
税理士事務所の面接前に準備しておくこと
想定質問を読むだけでは面接準備は完了しません。自分の経歴と応募先の情報を照らし合わせ、実際に答えられる状態まで整理します。
- 応募先の顧客層・業務領域・組織体制を調べる
- 担当経験を税目・顧客属性・担当範囲ごとに一覧化する
- 質問ごとに伝える要点と具体的な経験を準備する
- 服装・マナー・オンライン面接の環境を確認する
- NG回答・失敗しやすいパターンを事前に確認する
応募先の顧客層・業務領域・組織体制を調べる
まず応募先について、公式Webサイト、求人票、採用ページなどを確認します。注視したいのは、法人と個人のどちらが多いのか、得意な業界はあるのか、法人税務、相続、事業承継などどの領域を扱っているのか、担当制なのか分業制なのかといった情報です。そのうえで、面接では、調べた情報を暗記して話すのではなく、「自分が経験したいこと」と結びつけます。
担当経験を税目・顧客属性・担当範囲ごとに一覧化する
経験者は、自分の実務を頭の中だけで整理せず、面接前に一覧化すると回答のぶれを防げます。
税目ごとに1行を割り当てた一覧表を作り、担当件数・顧客の業種や規模・担当範囲・顧客対応の有無を書き込んでおくと、質問のたびに記憶をたどり直す手間を減らせます。
さらに、「自分で進められる業務」「上司の確認を受けながら担当できる業務」「未経験の業務」を分けておくと、実務レベルを聞かれた際に答えやすくなります。
質問ごとに伝える要点と具体的な経験を準備する
回答例をそのまま暗記すると、追加質問をされたときに自分の経験と合わなくなることがあります。文章を一字一句覚えるのではなく、「この質問では何を伝えるか」という要点と、その根拠になる自分の経験をセットにして準備しましょう。
たとえば志望動機なら、「応募した理由」と「その理由につながった経験」を決めます。実務質問なら、担当件数や業務範囲を具体的な数字や事実で答えられるようにします。
回答の形をすべて同じにする必要はありません。質問に対して最初に答えを示し、必要な具体例を加える程度にまとめると、面接官との会話も続けやすくなります。
服装・マナー・オンライン面接の環境を確認する
質問対策ができていても、面接開始直前に通信や服装の準備で慌てると、回答に集中できません。対面面接では、清潔感のある服装を整え、到着時間や受付方法を事前に確認してください。
オンライン面接の場合は、使用するツールへ事前に接続し、マイク、カメラ、通信環境を整えておくのが鉄則です。カメラの位置や背景も実際の面接画面で確かめておきましょう。
NG回答・失敗しやすいパターンを事前に確認する
面接前には、次のような回答になっていないか確認します。
- 「成長できそうだから」と、どの事務所にも使える志望理由になっている
- 実務経験について「決算も申告も一通り経験しました」とだけ答え、どこまで担当したのか説明できない
- 退職理由が、所長や上司、給与、残業など現職への批判だけになっている
- 税理士試験を受験していると伝えている一方で、次に受ける科目や学習予定を答えられない
問題は、決まった模範回答と違うことではありません。自分が話した内容を深掘りされたときに、経験や事実で説明できない状態が一番のリスクです。
税理士事務所の面接対策はマイナビ転職 税理士に相談
税理士事務所の面接では、応募先によって確認される実務経験や重視されるポイントが異なります。自分だけで準備していると、「何を聞かれるか」は想定できても、自分の経験のどこを詳しく伝えるかまで判断しにくいことがあります。
マイナビ転職 税理士では、応募する求人に合わせた履歴書・職務経歴書の添削や面接対策を行っています。また、キャリアアドバイザーが応募先とのやりとりや面接日程の調整、内定後の条件交渉などを支援しています。
「実務経験をどこまで具体的に伝えればよいか」「未経験からの志望理由をどう整理するか」「逆質問で何を確認するか」など、応募先に合わせた面接準備に迷っている場合は、キャリアアドバイザーへ相談しながら整理する方法もあります。
まとめ
税理士事務所の面接では、自己紹介や志望動機に加えて、担当してきた顧客数や税目、申告業務の範囲まで具体的な説明が求められます。未経験者や税理士試験受験者は、これまでの仕事で活かせる経験と、受験科目・学習計画をセットで整理しておくことが欠かせません。
回答例をそのまま覚えるのではなく、質問ごとに伝えたい要点と、その根拠になる自分の経験を結びつけて準備してください。逆質問も、入所後の担当業務や育成体制を知る材料として活用しましょう。
自分だけで対策を進めるのが難しい場合は、マイナビ転職 税理士のキャリアアドバイザーに相談することもできます。応募先で求められる経験や役割を踏まえ、自分の経歴を具体的に説明できる状態まで準備して面接に臨みましょう。
年収UPを叶えた転職成功事例
マイナビ転職 税理士でご成約いただいた方の
約90%が
担当キャリアアドバイザーが
「親身だった」「信頼できた」
と回答しています。
-
年収アップ
500万円 600万円 に年収UP!
税理士事務所から一部上場企業へキャリアチェンジ
-
年収アップ
550万円 750万円 に年収UP!
待遇改善を求め相談ベースで進めた転職活動で年収アップを実現!
-
年収アップ
400万円 420万円 に年収UP!
事務所経験者様がより条件の良い事務所へご転職
お任せください無料キャリアアドバイザーに相談する
年収条件の求人情報
マイナビ転職 税理士を利用して
転職された方の声
-
進路について適切なアドバイスをしてもらえました!自分の進路について明確な答えが出せていなかったものの、どの業種に進んだら良いかなど適切にアドバイスをしてもらえました。どういったキャリアを積んでいけばより市場価値を高められるのか、候補の会社がどう違うのかを具体的に説明していただけました。(30代/税理士) -
求人の提案力と面接のフィードバックが良かった!タイムリーな求人の紹介とフィードバックの提供が良かったです。面接前の情報提供では、自分のアピールしたい強みが、面接先企業のどこに符号しており、今後の展開をどう捉えているかの思考の整理をする際に役立ち、安心して面接を迎えることが出来ました。(30代/税理士)
マイナビ転職 税理士とは?
マイナビ転職 税理士は税理士として働く「あなたの可能性」を広げるサポートをいたします。
特集コンテンツ
- 税理士の転職Q&A
- 税理士の方の疑問や悩み、不安を解消します。
-
【20代】税理士科目合格者
【30代】税理士科目合格者
【20代】税理士
【30代】税理士
税理士業界全般
- 税理士の転職事例
- マイナビ転職 税理士の転職成功者の方々の事例をご紹介します。
-
一般事業会社
会計事務所・税理士法人
コンサルティングファーム
税理士・科目合格者の転職成功事例
税理士・科目合格者が転職で失敗する4つの原因
- 税理士の志望動機・面接対策
- 面接のマナーを押さえ、あなたの強みを引き出す面接対策方法をご紹介
-
会計事務所
税理士法人
コンサルティングファーム
- はじめての転職
- 転職への不安を抱えた方々に向けて転職のサポートを行なっています。
- 税理士の転職時期
- 転職活動の時期や準備時期、スケジュールなどをお伝えします。
- 履歴書、職務経歴書の書き方
- 人事担当者から見て魅力的な職務経歴書を書く方法をご説明します。
カテゴリから記事を探す
特集コンテンツ
- 税理士の転職Q&A
- 税理士の方の疑問や悩み、不安を解消します。
-
【20代】税理士科目合格者
【30代】税理士科目合格者
【20代】税理士
【30代】税理士
税理士業界全般
- 税理士の転職事例
- マイナビ転職 税理士の転職成功者の方々の事例をご紹介します。
-
一般事業会社
会計事務所・税理士法人
コンサルティングファーム
税理士・科目合格者の転職成功事例
税理士・科目合格者が転職で失敗する4つの原因
- 税理士の志望動機・面接対策
- 面接のマナーを押さえ、あなたの強みを引き出す面接対策方法をご紹介
-
会計事務所
税理士法人
コンサルティングファーム
- はじめての転職
- 転職への不安を抱えた方々に向けて転職のサポートを行なっています。
- 税理士の転職時期
- 転職活動の時期や準備時期、スケジュールなどをお伝えします。
- 履歴書、職務経歴書の書き方
- 人事担当者から見て魅力的な職務経歴書を書く方法をご説明します。
カテゴリから記事を探す
税理士業界専門転職エージェント
担当キャリアアドバイザーが
相談~内定後までご支援いたします。
特集コンテンツ
- 税理士の転職Q&A
- 税理士の方の疑問や悩み、不安を解消します。
-
【20代】税理士科目合格者
【30代】税理士科目合格者
【20代】税理士
【30代】税理士
税理士業界全般
- 税理士の転職事例
- マイナビ転職 税理士の転職成功者の方々の事例をご紹介します。
-
一般事業会社
会計事務所・税理士法人
コンサルティングファーム
税理士・科目合格者の転職成功事例
税理士・科目合格者が転職で失敗する4つの原因
- 税理士の志望動機・面接対策
- 面接のマナーを押さえ、あなたの強みを引き出す面接対策方法をご紹介
-
会計事務所
税理士法人
コンサルティングファーム
- はじめての転職
- 転職への不安を抱えた方々に向けて転職のサポートを行なっています。
- 税理士の転職時期
- 転職活動の時期や準備時期、スケジュールなどをお伝えします。
- 履歴書、職務経歴書の書き方
- 人事担当者から見て魅力的な職務経歴書を書く方法をご説明します。
カテゴリから記事を探す
税理士業界専門転職エージェント
担当キャリアアドバイザーが
相談~内定後までご支援いたします。











松浦 尚人
税理士
私の場合、学生時代に就職に備えて資格取得を考え、どの会社でも役立つ税務知識と、数字が得意だったことから税理士を選びました。勉強を通じて税務に惹かれ、実務では申告書作成以外の税務アドバイスの奥深さを知り、今後経験したい業務も明確になりました。
未経験で税務業界を目指す場合は、税務に興味を持ったきっかけを話せるようにしておくとよいでしょう。経験したい業務は、税理士試験で選択した税目の延長線上で考えると説明しやすくなります。