片山さつき大臣、「口利き疑惑」の税理士とは契約していない?
2018/11/14
10月に初入閣を果たした片山さつき地方創生担当大臣が「財務省に対する口利き」疑惑を報じられ、苦しい立場に追い込まれている。
報じられた内容は、過去に青色申告の取り消しについて会社経営者が片山氏に相談したところ、片山事務所の私設秘書(税理士)を紹介され、その対価として100万円を支払ったというもの。
片山氏は、この税理士である私設秘書について「契約したことも、報酬を払ったこともない」と否定しているが、口利き疑惑では片山氏のものと思われる音声データがあり、立憲民主党は声紋鑑定を依頼していることを明らかにした。
他にも、受け取った政治献金が政治資金報告書に記載されていないなどの指摘を受け、記載ミスを認めて、修正を行っている。
さらに、その後、2016年の衆院選の際に、政党交付金488万円が片山氏個人に支出されているが、選挙関係費は288万円しか計上されておらず、200万円の行方が使途不明になっているという。
編集部からの一言
片山さつき大臣は初入閣から僅かの期間だが、既に「崖っぷち」の立場にあると言っていいだろう。
金銭に関する疑惑が1つだけでなく、これだけ次から次へと出てきてしまうと、片山事務所および片山大臣の金銭管理に対する疑問の声が増えるのは仕方のないことだ。
片山氏の地方創生担当大臣は、言葉の通り、地方を創生する立場だが、連日の疑惑に対する説明と対応に追われ、今は地方を元気にすることを考える余裕はないのではないか。
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