税理士向け仮想通貨の損益計算ソフト『Gtax税理士版』がリリース
2018/11/07
仮想通貨の個人投資家向け損益計算ソフト『Gtax』を提供する株式会社Aerial Partnersは『Gtax税理士版』をリリースした。
『Gtax税理士版』は文字通り、“税理士向け”で、税理士が仮想通貨投資家の確定申告まで引き受けることが可能になるという。
主な機能は、「仮想通貨に関する顧客管理」、「クライアントごとの損益計算」、「決算期に応じた1年分の損益計算」、「日次での仕分抽出」などをあげている。
『Gtax税理士版』をリリースした背景として、従来の損益計算サービスは投資家に最適された内容で税理士が使うには十分ではないこともあり、「仮想通貨に関する確定申告を引き受けられる税理士が不足している状況」だったという。
今後は、『Gtax税理士版』の提供によって、仮想通貨の確定申告に対応できる税理士の数を増やすとともに、仮想通貨による所得について適切な確定申告が行われるようにサポートしていくとしている。
Aerial Partnersは『Gtax税理士版』のリリースに伴い、『Gtax』も全面リニューアルし、大幅にデザインの刷新と機能の追加を行っている。
編集部からの一言
仮想通貨に対する注目度は上がっているが、一方で多くの人がまだ「難しそう」、「何だかよくわからない」と思っていることも事実だろう。
その「難しそう」なものの1つに、税金の処理がある。
昨年、国税庁が仮想通貨による所得に課税することを明らかにしたが、税理士でも仮想通貨の税務に精通している人は多くないのが現状だ。
今後は『Gtax税理士版』のように、税理士をサポートするツールが多数出てくれば、また状況は変わっていくのかもしれない。
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