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岡山県で自動車税の課題課税ミス
2018/05/09

岡山県は昨年4~9月の期間において自動車税の課題課税ミスがあったと発表した。
同期間に新規登録が行われた乗用車156台に対して発送した自動税の納税通知に誤りがあり、合計373万6千円の課題課税分があったという。この原因になっているのが「減税措置」だ。排ガスの少ない燃費性能の高い車の場合、新規登録した翌年度の自動車税が50%から最大で75%減税されるという制度がある。

ところが今回のケースでは、担当者が「地方公共団体情報システム機構」から届く対象車の減税判別資料を誤って解釈したことで、軽微な改造車を対象外にしてしまい、1台当たり6千円~3万3,500円の課題課税が発生したという。県は5月7日中に正しい税額を記載した納税通知書を送付し、さらに早急に納税された過払い金の還付を実施するとしている。県税務課は「県民の皆さまに迷惑をかけ申し訳ない。複数の職員で資料を確認するなど再発防止を徹底する」とコメントを発表している。

編集部からの一言

今回、岡山県の課題課税ミスが発覚したのは、他県で同様のミスがあったからだという。取引のある業者から注意を促されたことで県が誤りに気付き、今回の対応へと繋がった。自動車税などの税金の仕組みは、税に詳しくない一般の人間からしてみるとわかりづらいもの。この業者からの指摘がなければ、そのまま課題課税分を支払って終了ということになっていた可能性も十分にあるだろう。だからこそチェック機能をしっかりとしてもらいたいものだ。

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