税理士事務所が仮想通貨の確定申告サービスをスタート
2018/01/17
パートナー税理士による合同会社YFA(東京都豊島区)は、ビットコイン、リップル、イーサリアムなどに対応した「2017年分、仮想通貨の確定申告サービス」をスタートした。サービス内容は、ユーザーが利用した取引所での取引履歴を提出すると、パートナー税理士が確定申告書類の提出までを行うというもの。基本料金は35,000円(税込)で、仮想通貨による所得ごとに追加料金がかかるというもの。料金体系は、利益が20万円まではなし、100万円までは利益から20万円を差し引いた額に3%を掛けた額など、段階的に決められている。
今回のサービスは先着50名で、申込み人数に達した場合は締めきりになるという。また、仮想通貨の話題が増えている現在は、仮想通貨専用の確定申告計算ツールがクラウドファンディングで出資を募っている。名称は「Coin Tool」で、国内の主要取引所の取引明細csvファイルをアップロードすることで、確定申告書に記載可能な計算書類がダウンロードできる仕組みという。
編集部からの一言
賑わいを見せる仮想通貨だが、未完成の市場だけあってトラブルが絶えないのも事実だ。たとえば、「仮想通貨をマイニングするプロジェクトに参加してほしい。利益が得られる」という広告を見て、アプリを購入したが、一切報酬が得られないことから国民生活センターに連絡したというケースも。昨年4~12月で、同センターには仮想通貨関連のトラブル相談が1,500件を超えたという。急速に法整備が進むべきだが、何よりも利用者の注意が必要だ。
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