耐震補強工事会社が脱税で告発
2018/01/24
耐震補強工事会社ティーエーシーが架空の外注費を計上して法人税約2,200万円を脱税したとして、名古屋地検に告発されたことがわかった。関係者によると、同社は東京都内にある関連会社や実態のない会社に工事を発注したように装い架空経費を計上し、2016年4月期までの3年間で約9,900万円の所得を隠し、法人税約2,200万円を脱税した疑いがあるという。
同社は民間ビルの耐震診断や補強工事を請け負って、近年は売り上げを伸ばしていた。同社のHPには「耐震補強工事のプロフェッショナル。調査工から躯体一式、検査工まで承っております」とし、「洗練されたパフォーマンス、納得頂ける技術力、工期に間に合う施工力」をアピールしていた。
編集部からの一言
脱税は昨年9月に名古屋国税局が査察に入り、判明したという。同社の代表は今回の件に対して、「国税当局の指摘に従って既に修正申告した。経理は担当者に任せていたが、ずさんな管理だった」と述べている。
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