川口商工会議所が税理士を含む専門家と提携する「かわビズ」を発足
2017/10/04
埼玉県川口市の川口商工会議所は、このたび、地域ぐるみの企業支援体制「チーム・かわビズ~川口地域企業支援プラットフォーム~」を発足。川口は全事業所の約8割を小規模事業者が占めているため、中小企業に対する支援が強く求められている背景があった。チーム・かわビズでは、川口商工会議所が関東信越税理士会西川口支部等の税理士や埼玉りそな銀行等の金融機関と提携を組み、地域中小企業・小規模企業者が直面する多様な経営課題への適宜適切な対応を図り、持続的な成長・発展をサポートするという。
具体的な支援事業として記載されているのは、①専門家派遣支援、②経営サポートプロジェクト、③セミナー・研修会の開催、④受発注情報の提供、⑤資金調達支援の5つ。既に「かわビズナビ」という情報提供のためのホームページがつくられており、「経営革新塾」や「川口創業スクール」の開催情報、税理士を含む専門家個別相談のための連絡窓口などがまとめられている。
編集部からの一言
支援事業①の専門家派遣支援に関する相談料は、「原則無料」だ。派遣専門家は税理士のほか、弁護士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、司法書士、弁理士、技術士、ITコーディネータ、デザイナーと多種多様。1回あたりの相談時間は約2時間で、1つの経営課題に対して2回程度専門家を派遣、さらに必要によっては別途フォローアップ支援も可能という。チーム・かわビズの発足で、川口が中小企業発展の街となるか注目したい。
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