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北陸税理士会と金沢信用金庫が初の提携
2017/01/04

北陸税理士会と金沢信用金庫は、2016年12月15日に中小企業への支援に関する業務提携の覚書を交わしたことを発表した。石川県内の金融機関と税理士会が同様の覚書を交わすのは初めてのことで、金沢信用金庫は北陸税理士会石川県内市部(金沢、小松、松任、七尾、輪島)と連携することで、地域の中小・零細企業への案件対応を強化するとともに、事業承継など経営課題の相談体制を整えることを目的としているという。

税理士会は2017年に税理士同士で事業承継希望の顧問先企業のマッチングを進めるための専用サイトを開設予定で、サイトでは金沢信用金庫からの案件の紹介や、資金需要が発生した場合の融資商品の紹介を想定している。さらに今後は、中小企業の育成に関する情報交換や経営相談会の開催を予定していると見られる。同日記者会見した金沢信用金庫の忠田理事長は「設備投資などで資金を必要とする中小企業の支援につなげられれば」と語った。

編集部からの一言

税理士会と他団体の連携では、九州税理士会と佐賀県信用保証協会が新たな保証制度「税理士連携保証TAG(タッグ)」を開発し、取り扱いをスタートしたというニュースがあった。3県をまたがる広域の統一保証は全国で初めてのこと。対象は日頃から九州税理士会所属の税理士と関係がある中小企業で、この制度を利用することで運転資金の安定的な確保を実現する狙いがある。今後は税理士会と他団体の連携がさらに活発化するだろう。

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