KPMG税理士法人
KPMG税理士法人だからこそ携われるグローバルな業務にやりがいを感じる日々
PROFILEプロフィール
中小事業所から活躍のフィールドを拡大TAG(トランザクション アドバイザリー グループ)マネージャー 池松様
KPMG税理士法人だからこそ携われるグローバルな業務にやりがいを感じる日々
事業会社の経理事務職から、SPC(Special Purpose Companyの略、特別目的会社)に強みを持つ会計事務所を経てKPMG税理士法人へ入社した池松様。
着実にキャリアを重ねるなかで税理士試験も科目合格を重ね、希望どおりBIG4のひとつ、KPMG税理士法人へアシスタントマネージャーとして転職を実現しました。
そんな池松様に、どうしてBIG4への転職を目指したのか、これまでとは違う環境をどのように見ているのかについてうかがいました。
目次
- ダブルスクールで会計の勉強をしたものの、就職は事業会社へ 大学在学中に公認会計士試験に挑戦。しかし結果は…… 新卒時に会計に携わることができる事業会社に就職
- 専門性の高いスキルを身に付けるべく会計事務所へ転職 一定の規模があり、クライアントが法人中心の会計事務所を目指す SPC専門の会計事務所で会計税務、関連法規対応などを支援 科目合格を重ねながら、さらなるキャリアアップを目指す
- 専門性を高める環境を求めてBIG4への転職を目指す クライアントの要望に幅広く応えられ、アドバイザリー業務に強みを持つKPMGへ グローバルな業務を高い専門性で対応する充実した日々 新卒からパートナーまで、税務知識に貪欲で刺激が多い
ダブルスクールで会計の勉強をしたものの、就職は事業会社へ
大学在学中に公認会計士試験に挑戦。しかし結果は……
大学は商学部の会計コースを選びましたが、入学時から会計職を志していたわけではありません。大学周辺に資格取得の専門学校がいくつかあり、関心を持っていた友人もいたことから、まずは簿記検定3級を受験してみようと勉強を始めました。それが思いのほか面白かったので公認会計士試験の受験を考え、1年生の途中からダブルスクールで会計の勉強を本格的に始めました。
公認会計士試験は4年生の時に受験しましたが、残念ながら失敗。受験を続けるかどうか迷いましたが、ここで一度区切りをつけて就職することにしました。

新卒時に会計に携わることができる事業会社に就職
事業会社へ就職することにしたものの、やはり会計に携わりたいという気持ちが強かったため、経理・財務を担当できる会社を選びました。試験対策に忙しく就職活動に注力できなかったことから就職先は中小企業でしたが、逆に人数が少ないことで会計記帳から支払業務、売掛金管理、決算業務といった経理事務はもちろん、銀行に提出する事業計画の作成やプレゼンテーション、税理士対応など経理・財務に関するあらゆることを経験することができました。
ただ経理事務の仕事というのは、毎年大きな変化があるわけではありません。3年ほど経ち、ひととおりのことはできるようになったと感じたタイミングで今後のキャリアを考えた時、もっと専門性の高い仕事をしたいと考える自分がいました。仕事をするなかで疑問がある時は顧問税理士の方に相談していたのですが、相談するよりも相談される側になりたいと思う気持ちが強くなりキャリアチェンジを決めました。
学生時代は公認会計士を目指していたものの、キャリアチェンジにあたっては、科目合格の期限が無く、働きながら資格取得をしやすい税理士を目指して会計事務所に転職することにしました。
専門性の高いスキルを身に付けるべく会計事務所へ転職
一定の規模があり、クライアントが法人中心の会計事務所を目指す
転職先を探すにあたって求めたことは、所属人数も多いこと、クライアントは法人中心で、中小企業のみならず大企業まで担当できるような規模の会計事務所であることを主眼に、転職エージェントなども活用して情報を集めました。
そして数社のお話を聞くなかで興味を持ったのが、SPC(特別目的会社)を専門とする会計事務所でした。金融、不動産に特化しているので事業会社に関する会計税務知識を増やせない可能性もありましたが、会計税務だけでなく不動産や金融など関連知識も得られそうだという点に魅力を感じ、そこを強みにした専門家を目指していきたいと考え選びました。
SPC専門の会計事務所で会計税務、関連法規対応などを支援
SPCに関する知識はほとんどないまま転職を決めましたが、始めてみると不動産証券化の仕組みなど面白いと感じることが多く、税務には直接関係ない不動産証券化の資格を取得したり、会計事務所スタッフが行かないような不動産会社主催の勉強会へ足を運んだりもし、不動産証券化ビジネス全般の知識を深めていきました。
探りながらの転職でしたが、経験を重ねてマネージャー職になると新規の案件の相談を受けることが増えました。ところが特に外資系のクライアントの場合、私が在職していた事務所へいただく依頼は日本国内での細かい詰めであったり、案件セットアップの手続き面での相談がほとんどで、大枠のスキームはBIG4が組成し、包括的にアドバイスをする立場には立てないことがほとんどだったりしました。もちろん当該国の税制など海外ファームと連携しないとアドバイスできない点もありますし、デューデリジェンスなどはほとんど手掛けていない事務所でしたので当然と言えば当然ですが、もどかしい気持ちになることが増えたのです。

科目合格を重ねながら、さらなるキャリアアップを目指す
もちろん税理士試験の勉強も続けていました。仕事をしながら学校へ通うのは時間的に難しいため通信講座を利用し、隙間時間を使って勉強することを心がけました。通勤時間や昼休みに時間が空いた時など、5分、10分という時間に条文の1フレーズでもいいから覚えるようにしました。そして、量の多い問題は細かく分けて解き、できなかったところだけ集中して復習する、これをひたすら繰り返しました。この勉強法で、会計事務所時代に4科目を取得しました。
実務では経験を重ねてアドバイザリー業務が増えていけばいくほど、より税務の専門性を高めて、幅広いアドバイスができるようになりたいという気持ちが強くなりました。そこで30代前半というタイミングで、さらなるキャリアアップを目指して転職することを決めたのです。
専門性を高める環境を求めてBIG4への転職を目指す
クライアントの要望に幅広く応えられ、アドバイザリー業務に強みを持つKPMGへ
BIG4への転職を目指してお話をうかがうなかで、KPMG税理士法人へ入社したいと思うようになりました。アドバイザリー業務を積極的に行っていることから、自分がやりたいと考えていることを実現できそうな印象を受けたからです。幸いにもご縁をいただくことができ、現在は希望がかなった上にやりたいこともできるようになって充実した毎日を過ごしています。
業界でもトップレベルの知識と経験を積んでアドバイザリー業務を行っている先輩方を見ながら、知見が集約しているトップファームのすごさを日々実感しています。所属しているグループは事業会社のM&Aや不動産・再生エネルギーの証券化を中心に手掛けているのですが、いろいろなバックグラウンドを持った人たちがいるので、何があっても誰かに聞けば解決できるような環境です。特にクライアントとのミーティングにパートナーの方と一緒に参加させていただく時は、ビジネスへの理解、深い知識と経験から税務上の懸念点について即座に的確な回答される姿を見て、単に書籍や条文等を読んだだけでは得られない貴重な経験・成長ができるとともに、自分もクライアントにとってより信頼される存在になりたいと思う機会となっています。
グローバルな業務を高い専門性で対応する充実した日々
グローバルな組織なので海外とのやり取りも多く、前職ではできなかった業務ができることにやりがいを感じています。税制は国や地域によって異なりますが、海外ファームと連携することで最新情報を基にした成果物をクライアントに提供できる環境です。クライアントからの質問への回答やレポート提出の際も、現地のファームにレポート作成を依頼したりファクトチェックをしたりしてもらっています。
クライアントからの信頼度が高い法人で、転職時に希望したようなアドバイザリー業務に携わることができているため、日々充実しているとともに、大きな責任も感じています。そのなかでも案件が成就し、クライアントから感謝の言葉をいただいた時は、この仕事のやりがいを一番感じる時です。グローバルな環境でより専門性の高い業務をしたいという思いを持つ人には、ぜひKPMG税理士法人でそうした経験をしていただきたいと思っています。

新卒からパートナーまで、税務知識に貪欲で刺激が多い
私はアシスタントマネージャーという立場で就社したため基礎トレーニングを受けていませんが、新卒で入社した方たちには中小税理士法人では受けられないような研修が用意されています。入社当初は案件を担当するようになるまで少し時間があったので必修以外の研修も受講しましたが、税務分野は内容が豊富で、講師の方も実務経験を積んだベテランなのでとても勉強になりました。前職までの知識だと不足しているかなと思う部分も、事前に研修を受けることで自信を持って実務に臨めました。
キャリアに合わせてさまざまな研修が用意されているのですが、とにかく皆さん積極的に勉強していこうという姿勢が強いです。税務のプロフェッショナルになるんだという意識が高く、同僚や上席だけでなく新卒の方たちからも大いに刺激を受けます。キャリアの選択肢もたくさん用意されていますし、自己研鑽をして税務のプロフェッショナルになりたいと考える人にとってはうってつけの環境です。


