東京共同会計事務所

「決算書の作成を中心に、ファンドの運営全般を担う。世界のグローバルスタンダードを日本に定着させるため、業界の最前線を走り続けています」

フィナンシャル・ソリューション部 スペシャルソリューション室 GPアドミニストレーションチーム チームリーダー

PROFILEプロフィール

フィナンシャル・ソリューション部 スペシャルソリューション室 GPアドミニストレーションチームチームリーダー

「決算書の作成を中心に、ファンドの運営全般を担う。世界のグローバルスタンダードを日本に定着させるため、業界の最前線を走り続けています」

1993年設立の東京共同会計事務所は、会計・税務のコンサルティングを中心に、証券化に伴うSPC(特別目的会社)の会計税務業務を創成期から担ってきたパイオニアとして知られています。国際税務やコーポレートファイナンス、ウェルスマネジメントなどサービスの充実化も推進しており、2018年11月には新たなサービスラインとして、GPアドミニストレーションチームを発足。わずか1年強で、すでに業界の主要なプレイヤーと豊富な取引実績を有しています。そこで、チームリーダーにチーム発足の経緯やサービス内容、業界の展望、求める人材像などについて語っていただきました。

 

満を持して設立した東京共同会計事務所の「GPアドミニストレーションチーム」

PEやVCのファンド運営に関わるアドミニストレーション業務を一貫して担う

東京共同会計事務所の「GPアドミニストレーションチーム」は、2018年11月に設立された新しいチームです。顧客はPE(プライベートエクイティ)やVC(ベンチャーキャピタル)といったファンドのマネージャー(ゼネラルパートナー/以下GP)で、投資以外のアドミニストレーション業務一式を受託する体制を整えております。

通常、GPは投資対象となる企業や事業を見極め、投資家(リミテッド・パートナー/以下LP)から資金を集め、ファンドを組成します。投資期間中、GPは投資先のバリューアップを行って資産価値の最大化を図り、売却によって利益をあげ、その利益をLPに分配します。GPはこれら投資業務に注力するため、いわゆるミドルバックを専門に担う人材を必要としています。そこで、私たちGPアドミニストレーションチームは、GPからファンド運営に関わるアドミニストレーション業務一式を受託しているのです。

金融・投資業界での実績を買われ、東京共同会計事務所に転職

たとえば、ファンド組成前に行う「適格機関投資家等特例業務」開始の手続きや、運用期間中の決算書作成、その他各種法令に基づく報告書の作成など。これらの業務を単に受注するのではなく、GPからファンド運営に関するニーズをヒアリングして具体的な業務フローに落とし込みをするなど、アドミニストレーション業務の設計・提案、価格交渉などもチームの仕事に含まれます。

私は大学卒業後、広告代理店を経て、金融・投資業界に進出。国内の投資会社や大手金融グループのニューヨーク事務所で経験を積み、GPアドミニストレーションチームの顧客である「GP」として、投資戦略の立案や企業のバリューアップなどに携わってきました。そして帰国後の2018年、金融・投資業界に長く身を置いてきた実績と経験を買われ、東京共同会計事務所に入社しました。

GPアドミニストレーションチームの設立は比較的新しいのですが、東京共同会計事務所ではチーム発足前の2014年頃からGPを顧客としたアドミニストレーション業務の受託を行ってきました。私が東京共同会計事務所に入社したのは、本サービスを正式に稼働させるためで、1年近くサービスのプレマーケティングを行った後、チームを発足させた経緯があります。

金融・投資業界での実績を買われ、東京共同会計事務所に転職
 

信頼性の高さと、サービス範囲の広さ。GPアドミニストレーションチームの強み

国内外のさまざまなファンドを担当しながら、豊富な経験を積むことができる

金融・投資業界では、大手投資会社で経験を積んだ投資マネージャーがGPとして独立し、PEやVCを立ち上げるケースが多数あります。しかし新たに独立される投資マネージャーの多くがミドルバック業務に慣れておらず、優秀な人材を求めています。GPアドミニストレーションチームにはファンドの組成から投資期間中の運営業務、さらには清算に至るまで、ミドルバック業務を包括的に担う体制があり、すでに国内籍・海外籍の多数のファンドとの取引実績を有しています。そして、バイアウトファンドやメザニンファンドなど、あらゆる形態のファンドの事例を持っています。

そのため、GPアドミニストレーションチームのスタッフはファンドの国籍を問わずあらゆる形態のファンドに触れる事で、短期間に組合運営と決算業務を中心とした濃縮した経験を幅広く積むことができます。

また、東京共同会計事務所はファンド・アドミニストレーターとして第三者からのオペレーショナルDD に十分耐えうる検証として、2011年から過去9年間連続して、管理業務に関して外部監査を定期的に受けています。そのため、信頼性の高さも大きな強みとなっており、この信頼性の高さが評価され、ファンドの組成を検討している段階からGPアドミニストレーションチームへの事務委任を検討してくださるGPも少なくありません。

チーム力を駆使して課題を解決――東京共同会計事務所に根付いた文化

GPアドミニストレーションチームには、チームリーダーである私を筆頭に、監査法人及び金融機関で経験を積んできたスーパーバイザー、国税局や事業会社に勤務後、当法人に転職したシニアスタッフ、さらには監査法人及びPEでの経験があるスタッフや、科目合格者のスタッフが在籍しています。

さまざまなバックグラウンドを持つメンバーで構成されていますが、共通して言えるのは、「学ぶ姿勢」や良い意味での「チームワーク」を備えていること。これはGPアドミニストレーションチームに限らず、東京共同会計事務所全体に根付いている文化でもあるように思います。

たとえばある会計処理について疑問点が生じた際、ごく自然にメンバー同士で声を掛け合い、議論を交わしながら論点を整理し、解決に導いているからです。私は国内外の投資会社や金融機関で経験を積んできましたが、東京共同会計事務所に根付いた文化は「互いを認め合いながら、個々が成長していく」という効果がありますし、素晴らしい文化だと実感しています。

チーム力を駆使して課題を解決――東京共同会計事務所に根付いた文化
 

アドミニストレーション業務を担うパイオニアとして、唯一無二のキャリアを築く

ファンド運営におけるグローバルスタンダードを日本に定着させる

欧米では、ファンドのアドミニストレーション業務をアウトソースすることが一般的ですが、日本のファンドではアウトソースする文化がまだまだ根付いていないのが現状です。私たちは、ファンド運営におけるグローバルスタンダードを日本に定着させ、アドミニストレーション業務のアウトソースを一つのビジネスとして確立させたいと強く願っています。

そのためには、GPアドミニストレーションチームの成長だけを目指すのではなく、業界全体を視野に入れた取り組みも行っていく必要があります。すでに日本プライベート・エクイティ協会と日本ベンチャーキャピタル協会に加盟しておりますが、今後は当チームの知見をまとめて提言していくことも考えております。

科目合格者も経験豊富な税理士も。優秀な人材を受け入れ、成長に導く

GPアドミニストレーションチームには数多くの強みがありますが、現在、転職を検討している税理士の皆さんには特に、「ブルーオーシャンとも言える領域に挑戦し、自らの専門性を発揮して社会に貢献していく」という唯一無二の経験ができることをアピールしたいですね。

もちろん、税理士だけでなく科目合格者の方も大歓迎です。若い方はポテンシャルを評価しますし、税理士として豊富な経験を持つ方も、当チームにスキルがフィットするか判断した上で積極的に採用していく方針です。若いスタッフには記帳からスタートしてもらい、経験のある方はフロントに立って顧客との交渉や若手スタッフが作成した書類のレビューなどマネジメント業務を担当していただく予定です。

最後に、当チームで3年ほど経験を積めば、ファンド運営のあらゆるパターンやあらゆる論点を経験することができるので、「GPアドミニストレーションチームで経験を積み、いずれはPEやVCのCFOになりたい」といった野心のある方も歓迎しています。

科目合格者も経験豊富な税理士も。優秀な人材を受け入れ、成長に導く