青山綜合会計事務所
「実務を覚えながら、5科目合格に向けて勉強に励む――仕事と受験勉強の両立で得られるメリットは、余りあるほどです」
PROFILEプロフィール
アソシエイト野末様
「実務を覚えながら、5科目合格に向けて勉強に励む――仕事と受験勉強の両立で得られるメリットは、余りあるほどです」
九州で生まれ育ち、福岡の専門学校で税務や会計を学んできた私が当初、考えていたのは、「県内の会計事務所への就職」です。しかし、科目受験後に参加した就職説明会で青山綜合会計事務所と出会い、方向転換をしました。マネージャーの人柄に惹かれると同時に、専門性の高い業務に興味を持ち、2017年1月に入社。現在はアソシエイトとしてSPCの税務を担いながら、科目受験に向けて受験勉強を続けています。
「人」の魅力と「仕事」の魅力。 双方に惹かれて、青山綜合会計事務所へ入社。
将来のキャリアとして「税理士」を意識するようになったのは、高校生の頃。商業高校で簿記を学んだことから、税務や会計に興味を持つようになり、専門学校で本格的に勉強を始めました。その後、専門学校の先生の勧めもあって、職種を税理士に絞るように。専門学校を卒業した年に科目受験をし、2科目合格しました。
科目受験の段階で就職を検討したのですが、福岡に住んでいたこともあり、当初は県内の会計事務所を志望していました。しかし、数社受けたものの、手応えを感じられなかったんです。そんな時、出会ったのが青山綜合会計事務所でした。
青山綜合会計事務所には、それまで感じることのなかった魅力がたくさんありました。第一に、人の魅力。福岡で開催された就職面談会でお会いしたマネージャーの人柄が素晴らしく、業務内容をわかりやすく説明してくれただけでなく、私自身の話も親身になって聞いてくれました。
第二に、仕事の魅力です。青山綜合会計事務所は、不動産やエネルギーなどの証券化に伴うSPC(特別目的会社)の設立からSPC運営中の会計・税務・清算・解散までワンスストップでサービスを提供しています。税理士や科目合格者は、その専門性を活かしてSPCの税務面を担っており、ほかの会計事務所にはない魅力があると思いました。
福岡から上京することへの不安は多少ありましたが、一人暮らしには慣れていましたし、「未知の世界に飛び込むワクワク感」の方が大きかったですね。何よりも、「就職説明会で出会ったマネージャーと一緒に働きたい」という思いもあり、迷わず青山綜合会計事務所への入社を決めました。
SPCの税務を学ぶ日々。 初の事業年度を終え、大きな達成感を得る
入社は2017年1月で、いったん受験勉強をストップし、しばらくの間は業務内容を覚えることを優先しました。配属先のファイナンシャルビジネスサービスグループは、SPCの事務サービスを専門に担う部門です。私は、契約書のチェック・捺印から稟議書の作成、支払いの準備、申告書の作成などを担当しています。
私はSPCに関する知識がほとんどなく、業務に慣れるまで時間がかかってしまったように思います。しかも最初の頃は、先輩に質問したくてもタイミングがわからず、遠慮してばかり。「期限があるから早く取りかかりたいけれど、わからないままでは何もできない」と悩むことが多かったのですが、必ず先輩が気付いて声をかけてくれました。先輩の説明は丁寧で、とてもわかりやすいんです。話しかけやすい雰囲気もあるので、職場環境に慣れてからは気軽に質問ができるようになりました。
一度、繁忙期にいっぱいいっぱいになってしまったことがあるのですが、その時も先輩が気に懸けてくれました。お昼を一緒にいただいて、いろんな話しを聞いてもらって、気がつくと心が楽になっていました。このように、青山綜合会計事務所の先輩はやさしくて、後輩の思いをしっかり受け止めてくれます。私自身、先輩方の人柄の良さに感動したことが何度もあって、今では先輩が私の「理想の税理士」になりました。
もちろん、仕事面でも多くの学びがあり、自分なりに成長できたと実感しています。入社1年目に大きな案件を担当できたりと、貴重な経験をたくさんさせていただきました。SPC設立後、口座を開設し、年間何百件とある支払いの準備をする――比較的手続きが簡単な「EBサービスを利用しての支払い」をまず覚え、慣れてきたら他の支払いを任せてもらうなど、徐々に難しい業務にステップアップしていくことができたと思います。入社翌年の3月、申告納税を終えて、初めて事業年度を1年終えた時には、大きな達成感を得ることができました。
仕事と勉強を両立して税理士を目指し、 いつか先輩に「成長した自分」を見て欲しい。
入社からしばらくの間は仕事に専念していましたが、昨年の9月から専門学校に通い始めました。週に二日、平日の夜に授業がある時のみ、早番で仕事を上がらせてもらっています。ちょうど、繁忙期も終わったので、これから受験勉強にかける時間を増やしていき、今年は1科目合格を目指すつもりです。
まずは5科目合格して税理士になることを目標としていますが、その後の目標としては、何か強みとなる分野を持ちたいと思っています。私が尊敬する先輩や上司は、いずれも得意分野があるんです。では、私は「何」を強みとしていけるのか――。日々の業務に真剣に取り組みながら、自分自身の可能性を探っていき、「これだけは他の誰にも負けない」と思える分野が見つかったら嬉しいですね。そして、いつか成長した私自身を、お世話になっている先輩や上司に見てもらえたらと願っています。
私と同じように科目受験の勉強をしている方の中には、「アソシエイトとして働きながら受験勉強を続けたい」と考えている方もいらっしゃると思います。実際に税務に携わってみて感じるのは、実務を経験することの大切さです。試験に合格するための勉強に専念するよりも、実際にクライアントの申告書を作成していく中で学ぶことがたくさんあるからです。それに、働きながら受験勉強をすることで、税理士の仕事に対するイメージを明確に抱くことができるようになります。合格後のキャリアを見据えながら受験勉強ができるのは、大きなメリットだと思いますよ。
特に遠方に在住している方の場合、転居することになるため、一歩踏み出すのに勇気が必要かもしれません。私も慣れない土地での暮らしに不安はありました。今はすっかり新しい生活環境に慣れました。唯一、通勤ラッシュだけは今も苦手ですが、お休みの日にフラッと電車に乗って買い物をしたりと、東京暮らしを楽しんでいます。ぜひ、皆さんにも「一歩踏み出す勇気」を持っていただけたらと思います。