日商簿記2級で税理士補助の仕事にチャレンジするにあたっては、三つのことが必要です。

一つ目は、「この先のキャリアプランをどうするのか」をしっかり考えることです。日商簿記1級を目指し、そのあとは税理士や公認会計士など、より高度な会計系資格を目指しながら働く、というのが一般的なキャリアプランになるかと思います。税理士事務所・法人が未経験者の採用を検討する場合、「この先、長く働き続けてくれるか」も見極めているので、キャリアプランをしっかり立ててみましょう。

二つ目は、「なぜ税理士補助の仕事をしたいのか？」という点を明確にすることです。「手に職を付けたいから」「続けていれば給料がよくなるから」「税務や会計の仕事に興味があるから」など理由はさまざまでしょう。大事なのは、どのような理由であっても、それをご自身の言葉で体系立てて説明できるかどうかです。一度、時間があるときに「なぜ、自分は税理士補助の仕事をしたいのか」を整理してみると良いでしょう。

三つ目に、実際に求人に応募するときは、「なぜ、この税理士事務所・法人で働きたいのか」をご自身の中で固めておきましょう。どんな税理士事務所・法人であっても、熱意のある人と一緒に働きたいという思いがあるはずです。逆に「どうしてこの税理士事務所・法人で働きたいのか」が明確でないなら、仮に働き始めたとしても、疑問を覚えるかもしれません。

ここまでの話をまとめると、「結局、自分はこの先どうしたいのか」をしっかりと考えることが、戦略を練る第一歩となるということです。原始的ですが、いざ就職活動をすると忘れてしまいがちなので、念頭に置くようにしましょう。

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