会計系・財務系
コンサルティングファームの
活躍できるフィールド
税理士が務めるコンサルティングファーム
税理士が勤めるコンサルティングファームには、
・総合系
・企業事業再生系
・戦略系
・IT系
・マーケティング系
・シンクタンク系
・人材系
などの種類があります。
この中で税理士資格や経験が評価されやすい分野は、財務や会計とのかかわりが深い総合系や、企業事業再生系のコンサルティングとなります。
税理士のコンサルティング業務とは
近年、税理士資格を所持しながら、経営コンサルタントの職域で業務を行う税理士が増えてきています。これまでも、クライアント企業の規模を問わず、コンサルティングを行える税理士というのは一定の需要がありました。
経営面で多くの悩みや課題を持つ企業側は、新たに経営コンサルタントを選任するよりも、事業の内部を知っている顧問税理士にコンサルティングを依頼ができる方が、多くのメリットを感じることができるからです。
税理士によるコンサルティングに求められるものは、「経営全般に関する的確な助言」です。クライアント企業に対して事業計画を数値で見える化し、管理を行うことが業務となります。
そのため、クライアントから細部にわたる本音を引き出すことができるヒアリング力や、最善策を見つけて提案ができるプレゼンテーション力が求められます。また、税務に関する知識はもちろん、積極的に取り組んでいける姿勢と発信力を兼ね備えている必要があります。
未経験でも平気?
コンサルティングファームへの転職
「未経験でもコンサルティングファームへの転職が可能であるか?」という疑問は、コンサルティングファームへの転職に関して出てくる疑問の中でも特に大勢が抱くものになります。結論からお伝えすると、コンサルティングファームへの転職は「未経験でも可能」です。
人材不足が続いている大手コンサルティングファームでは、8割以上が未経験者である、というところもあります。また、採用枠が多いため、積極的に中途採用を行っているコンサルティングファームも多くあります。
このように、転職者を受け入れる環境についてはある程度期待ができる状態です。
未経験者の場合は、これまでの実績や経歴よりもポテンシャルの高さを重要視される傾向にあります。
コンサルタントの仕事の目的は、「クライアント企業の収益を上げること」や「経営における課題を解決すること」ですが、20代や30代前半の若手の税理士の場合は、こうした部分での経験値はそう高くないことが考えられます。そのため、「ポテンシャルの高さを重視」という判断基準が設けられているのです。
ここでいう「ポテンシャルの高さ」とは、コンサルタントを行ううえで資質となるコミュニケーション能力の高さが挙げられます。面接で対話を重ねる際の雰囲気や受け答えなどから適性の有無を判断されるため、面接対策はしっかりと行っていきましょう。
未経験で入社した場合、基本的にはまずコンサルタントとしての働き方の基本などを学びます。その過程で、コンサルティングファームのマネジメント役として活躍していく人材も多くいます。中期的・長期的な視点で活躍していくことを考えていきましょう。
未経験者の転職で、採用面接の際に
気をつけるポイント
コンサルタント業務は提供するコンサルティングの質の高さを求められるため、技術としてややハードルが高いことが考えられます。
業界においては「人材不足」な状態ですが、採用基準を緩くしてまでコンサルタントの数を増やそうとはしていません。いわば、人材が武器となる業界であるため、「会社の資質が疑われるような人海戦術は行わない方針」であるコンサルティングファームが大半であると、考えておいた方がよいでしょう。そのため、面接には事前準備を怠ることなく挑みたいものです。
また、未経験者だからといって、コンサルティングにおける知識がゼロでよいわけではありません。最低限必要となる知識をインプットしておき、面接時に訊ねられても答えられるようにしておきましょう。また、自分のキャリアにおいて、コンサルタントを目指すことへの理由や将来的なビジョンをロジカルに答えられるようにしておくことが必要です。
面接の流れとしては、1対1で1時間ほど行うことが多いです。自己紹介、志望動機を話した後は、決められたテーマについて面接官と議論をするのがおよそのパターンです。そのとき必要となるのが「論理的な思考力」「コミュニケーションをスムーズに行える対話力」「コンサルタントとして業務を行える資質」などです。
働くうえでのメリット
コンサルティングファームで働く上でのメリットは、大きく分けて3つあります。将来的に見ても、需要が高まっていく職域のひとつであるといえます。
大幅にスキルアップができる
税理士資格を持ちながら、コンサルタントとして活躍し、スキルアップすることができれば、さらにキャリアアップしていくことが可能です。企業に利益をもたらす重要な役割を担うことができれば、その経験を活かして会社経営のポジションや独立への道も切り開いていくことができるでしょう。
市場価値や年収が高い
コンサルタント業務は、事業計画を数値化して推し進めることが役目であり、経験値を求められるため、市場価値が高い職種です。また、求められるはたらきと比例して年収も高く設定されています。一般的な税務顧問業務を行っている税理士の年収と比較すると100~200万円以上高くなっているケースが見られます。
税理士は社会的信用度が高い
企業の財務管理や個人で行うには面倒な確定申告の手続き、納税に関する相談まで、お金の味方として幅広く社会に貢献している税理士は、社会的信用度も高い仕事です。コンサルティングファームで働く際にも、税理士として実務経験を持っていることによって箔がつき、コンサルタントとしても活躍が期待できるでしょう。
コンサルティングファームの
公開求人検索
経験値や知識を高めることを目的とした「スキルアップ転職」に、コンサルティングファームを選択する税理士が増えています。実際の求人をご覧ください。
おすすめエリア
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コンサルティングファームの
転職成功事例
未経験でも、将来のキャリアプランが明確でコミュニケーション能力を高めることができれば、税務コンサルティングに携わっていける可能性が高くなります。スキルアップ・年収アップも、もちろん見込めます。マイナビ税理士をご利用して税理士がコンサルティングファームに転職し成功した事例を見ていきましょう。
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年収
転職前-
転職後-
コンサルティングファーム
細目にお電話いただき面接対策や疑問点の解消に注力していただきました
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年収
転職前-
転職後-
コンサルティングファーム
5科目合格を機に事業会社からコンサルティングファームへ転職
Sさんの転職活動における希望は企業内経理に携わる中で、空いている時間に自己啓発で税理士科目取得に励まれ、7年かけて税理士試験(5
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年収
転職前450万円
転職後520万円
会計事務所・税理士法人
中小事務所から会計コンサルにも力を入れている準大手事務所へ
T氏は事務所を2社経験されており、直近は中小会計事務所にて資産税務業務を中心に担当されておりました。将来的には独立も考えてはい
コンサルティングファームの転職に
よくある悩みランキング
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税理士が活躍できる転職先
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会計事務所・税理士法人
「法人税務」「資産税・相続税」「特定の業種専門」「税務コンサルティング」が主です。
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コンサルティングファーム
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大手企業では「経理・税務」の専門職、中小やベンチャー企業では、多様な業務を引き受けるケースが多く、キャリアアップにより役職が上がることがメリットの一つです。年収は、その企業の社員と同等かそれ以上が目安。外資系企業などの場合、1,000万円以上を得られる可能性もあります。
大手企業では「経理・税務」の専門職…もっと見る
マイナビ税理士が選ばれる3つの理由
求人票だけでは分からない情報を網羅
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- はじめての転職で不安
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