採用活動を成功に導いている会計事務所に共通する「採用手法」とは

採用活動を成功に導いている会計事務所に共通する「採用手法」とは
「良い人材が集まらない」「内定承諾の段階で断られてしまった」――採用活動がうまくいかないと悩んでいる事務所様は決して少なくありません。一方、順調に採用活動を進め、定期的に優秀な人材を採用している事務所が存在しているのもまた事実です。今回は、採用活動を成功させている会計事務所に共通する「採用手法」について、具体的にご紹介します。
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採用活動を成功させている会計事務所と採用がうまくいかない会計事務所の違い

若手税理士や科目合格者の「働き方」に対する価値観が大きく変化している

年功序列や終身雇用制が一般的だったかつての日本では、一つの企業に勤め上げ、年齢に応じてキャリアアップしていく働き方が「良し」とされていました。しかし、近年、働き方の価値観が大きく変化し、年功序列型の評価制度を廃止し、実力主義を採用する企業が増加。生涯にわたって同じ会社に勤務する働き方ではなく、新たなキャリアを求めて前向きに転職することが当たり前の時代が到来しました。

税理士業界も同様です。かつては若手税理士や科目合格者が会計事務所や税理士法人で「下積み」をしてから独立するケースが多く、長時間の残業などもいとわず、がむしゃらに働くことが「良し」とされていた時代がありました。

しかし時代は変わりました。多くの税理士が、「年収アップしたい」「ワークライフバランスの良い事務所で働きたい」など、さまざまな理由から転職を果たすように。税理士の働き方自体が多様化し、若手税理士や科目合格者がより良い職場を求めて気軽に転職をする時代になったのです。

転職が当たり前の時代だからこそ、若手税理士は厳しい目で複数の事務所を比較・検討します。人材を採用する側である会計事務所や税理士法人にとって、このような時代の変化は「追い風」であると同時に、「逆風」にもなります。「若手税理士が何を考えているかわからない」「事務所のどこを見て転職先を選んでいるのかわからない」と悩んだり、「以前は簡単に採用できたのに、ここ数年、なかなか良い人材を採用できない」と感じている事務所も増えています。

求人票の記入に面接対応、諸条件通知書の送付まで――多忙を極める採用担当者

さらに、採用のプロセスが複雑化していることから、採用活動に及び腰になってしまう採用担当者様もいます。求人票の作成や書類選考、面接のスケジュール調整や面接の実施、さらには内定の通知や勤務条件の交渉など採用活動は多岐にわたります。複数の業務を掛け持ちしている採用担当者様にとって、採用活動が大きな負担になっているケースは決して少なくありません。

多忙を極めるなか、何とか時間と予算を調整して採用活動に臨んでも、望む人材を採用できないかもしれない――。このような不安を抱えている採用担当者様もいらっしゃることでしょう。

では、税理士の働き方に対する考えが変化・多様化している今の時代において、採用活動を成功させている会計事務所や税理士法人はあるのでしょうか。

その答えはもちろん「Yes」です。

次の項では、採用を成功させている会計事務所の特徴についてご説明します。

採用活動を成功させている会計事務所に共通している「特徴」とは

採用活動を成功させている会計事務所には、以下のような特徴があります。

第一に、「税理士の働き方に対する価値観が変化していることを理解している」点にあります。優秀な人材を採用するのであれば、このような時代の変化を見極め、戦略を立てて採用活動を行っていく姿勢が不可欠です。採用活動を成功させている事務所は、「過去の採用活動がこれからも通用する」と決めつけることなく、採用市場を分析し、求職者のニーズが変化しても柔軟に対応しています。

「採用支援サービス」を上手に活用している点も、採用を成功させている事務所の大きな特徴です。転職エージェントや求人媒体など、さまざまな採用支援サービスがありますが、採用活動の全プロセスをフォローしているという点において、転職エージェントが突出しています。

転職エージェントは、「求人票に何を書けばいいのか」「面接でどんな対応をすればいいか」「勤務条件の交渉で気を付けるべきことは?」など、採用の各プロセスにおいて生じた疑問や課題一つひとつを丁寧にフォローしているため、採用を成功させる確率を高めることができます。

では、採用の各プロセスにおいて、転職エージェントはどのようなフォローを行っているのでしょうか。次の項では、転職エージェントとして数多くのマッチングを行ってきた「マイナビ税理士」を例に挙げて、各採用プロセスにおける活用方法をご紹介します。

【採用プロセス別】転職エージェントの活用方法

募集以前~応募要件の作成とヒアリング

転職エージェントのフォローは採用活動前――つまり、求職者を募集する前段階に始まります。

マイナビ税理士では、専任の企業担当者が事務所様の採用活動全般をフォローしていきます。それは、実際に求人を募集する前段階に始まり、「求める人物像」を丁寧にお聞きして応募要件を文章化していきます。

この際、マイナビ税理士の企業担当者は「求職者目線」で採用担当者様にヒアリングを行います。たとえば求職者が科目合格者の場合、「働きながら試験勉強できる環境があるか」といった視点で求人を探す傾向が高いため、「残業時間」や「有給休暇の消化率」「資格支援制度の有無や内容」を詳しくヒアリングします。業務内容に関しても、実際に携わることになる業務内容だけでなく、クライアントの数や業種から使用している会計ソフトまで、詳細にお聞きしていきます。

こうして、さまざまな視点から丁寧にヒアリングを行っていき、その事務所ならではの「強み」を引き出していきます。もちろん、ヒアリングを通して引き出した「強み」は、この先の採用活動を成功させる大きなカギとなります。

求人票の作成

いよいよ募集をかけることになったら、求人票の作成をフォローします。求人票の作成は、採用担当者様が書かれるケースもあれば、マイナビ税理士の企業担当者が作成を代行するケースもあります。いずれにしても、求職者は数多くの求人票を見てエントリーする事務所を選別していくわけですから、「他事務所との差別化」を意識して求人票を作成することが大前提となります。

マイナビ税理士の企業担当者は日頃から採用担当者様とこまめに連絡を取り、日常的に採用の課題をお聞きしています。そして、採用担当者様との信頼関係を何よりも大切にしており、「何とかして、良い人材をご紹介したい」といった情熱をもって採用活動を支援しています。そのため、求人票の作成においても、採用担当者様が書かれた内容をチェックして、「この部分を手厚く書くことで、事務所の良さをアピールできます」など、具体的にアドバイスを差し上げています。もちろん、マイナビ税理士の企業担当者が求人票の作成を代行する場合も同様で、「他の法人にはない、その法人ならではの強み」をしっかりと盛り込んでいきます。

書類選考

求職者が送ってきた履歴書や職務経歴書に目を通し、面接する求職者を選ぶ「書類選考」は、採用担当者様がご苦労されるプロセスの一つです。なぜならば、数多くの書類の中から、きらりと光る人材を選ぶのは非常に難しいからです。

マイナビ税理士は、人材を求めている企業様と転職を目指している求職者をつなぐ「職業紹介事業者」です。そのため、採用担当者様の「人材に対するニーズ」を熟知しているのはもちろん、求職者が転職に対する要望も熟知しています。

マイナビ税理士が事務所と求職者双方のお気持ちをくみ取ったうえで、その事務所に適した人材をご紹介していますので、「書類選考」のプロセスにおいて、採用担当者様が多数の書類から必要な人材を見極めていく必要はありません。

自信をもってお勧めできる人材をご紹介し、マッチングさせることができるのは、転職エージェントを活用する大きなメリットと言えるでしょう。

面接

なんとか書類選考を終えて、面接する求職者を絞ることができても、まだまだやるべきことはあります。特に面接では、日程の調整に苦労する採用担当者様が多いようです。マイナビ税理士では、企業担当者が求職者のスケジュールを聞いたうえで日程を調整しているので、スケジューリングに手間取ることもありません。

もちろん、面接時の対応についてもアドバイスをしています。「ワークライフバランスを重視している求職者なので、働き方について具体例を挙げてアピールしてはどうでしょうか」といった具合に、求職者ごとにアピールすべきポイントを詳細にお伝えしています。

条件交渉

採用担当者様の中には、「転職エージェントがフォローしてくれるのは内定まで」と思っている方もいらっしゃいますが、実は私たちマイナビ税理士のフォローは内定後も続きます。

給与などの条件交渉は、本来なら事務所と求職者が直接、行うものですが、転職エージェントを利用していれば、企業担当者が第三者として介入し、双方の要望をつなぐことができます。

たとえば、求職者が直接聞きづらい質問があっても、企業担当者が採用担当者様に直接伝えることができますし、逆に採用担当者様が知りたい「求職者の本音」をお伝えすることもできます。

採用担当者様と求職者の間に第三者であるマイナビ税理士が入ることで、「誤解を生むことなく条件を定めていくことができる」といったメリットもあります。

このほか、条件交渉が済んだ後も、ご紹介した求職者が入社するまで、マイナビ税理士の企業担当者が採用担当者様をフォローしていきます。

マイナビ税理士は採用活動のコンサルタント

求人媒体で採用がうまくいかなかった事務所の成功事例

実際にマイナビ税理士をご利用いただいた事務所様の事例をご紹介します。

ある求人媒体を長年にわたって利用しているにも関わらず、「応募自体が来ない」と悩んでいらっしゃる事務所がありました。採用担当者様は「経験者を採用したい」とのこと。そこで、求人媒体に記載されている内容を、マイナビ税理士の企業担当者が確認。すると、記載内容が未経験者向けに取れる書き方であったことがわかりました。

その後、採用担当者様に改めてヒアリングを行い、「経験者目線で事務所の良さアピールしていきましょう」とお伝えしたうえで、求人票を作成。応募要件にマッチする人材を数名ご紹介させていただいたところ、その後の選考も順調に進んでいきました。

条件交渉においては、求職者の希望する年収を踏まえたうえで、「年収面をご検討ください」とお伝えしました。これにより、採用担当者様が適切な条件を求職者に提示し、無事に内定承諾につなげることができました。

採用を成功に導き、より優秀人材を採用するために“唯一無二の選択”を

何度もお伝えしてきましたが、求職者はさまざまな事務所の求人情報をチェックし、複数の事務所を比較・検討しながらシビアに「転職先」を見極めていきます。そのため、採用の各プロセスを慎重に進めていく必要があります。なぜならば、書類選考や面接までスムーズに進んだとしても、条件交渉の段階で求職者の転職への意欲が逆転することもあり得るからです。

「採用がうまくいかない。同業他社ではなく、自社を選んでもらうにはどうしたらいいだろう」と悩んでいらっしゃる採用担当者様に対して、私たちマイナビ税理士は、求職者の目線になって求職者の心に響くアピールの仕方をお伝えすることができます。

そして、採用の各プロセスを丁寧にフォローするだけでなく、採用活動全体を俯瞰して採用を成功に導くための方法をお伝えすることができます。

つまり、マイナビ税理士を利用する最大のメリットは、単なる人材紹介業社ではなく採用活動のコンサルティングを受けられる点にあるのです。

今後の採用活動を成功に導くためにも、これまで以上に優秀な人材を採用するためにも、ぜひマイナビ税理士のご活用をご検討ください。

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