転職へ至った経緯・課題

Sさんの転職活動における希望は企業内経理に携わる中で、空いている時間に自己啓発で税理士科目取得に励まれ、7年かけて税理士試験(5科目)に合格されました。資格を活かして会計系コンサルティングファームでの就業を希望されて弊社にご登録頂きました。

今回の転職においてSさんの課題は、ご年齢に対しての業界未経験という点でした。資格は5科目揃ったものの、マーケット的には資格よりも実務経験を重視して採用を行う傾向が強く、この点をどうクリアするかがポイントでした。

転職活動中の不安、不安要素へのアドバイス

Sさんに対しての転職活動中の不安は、他社エージェントに行っても案件紹介も少なく、書類選考もなかなか通過しないということでした。
そこで、時期的に即戦力層を求めての採用活動を行う会計ファームが大半で、書類選考が通過していないという現状等をしっかりとお話することと、未経験での業界へのキャリアチェンジの難しさや覚悟感等をしっかりとお話することにより、目先ではなく長期的な視点を持っていただくことと、実務経験が無い現段階では受けれる先が限定されるので、福利厚生面などの条件面よりもまずは実務経験を積めるところや教育体制が整っている先を積極的に受けて行くことを最初の面談時にお約束頂きました。

内定までの流れ

Sさんが応募された会計ファームは、会計・税務コンサルを幅広く行っており、複数のポジションで選考を行っていました。しかしながら、未経験の募集は現状は行っておらず、先方へ打診ベースでのご紹介で応募をされました。すると、タイミングよく大手クライアントの経理部への常駐案件が入ったとの連絡があり、そのポジションで宜しければ選考を行うという話を頂き、2度面接を受けて頂き見事内定を頂くことが出来ました。

職務内容は希望とは若干異なったものの、2年後には本体で会計・税務コンサルに携わって頂くという条件付でのオファーとなり、年収も現職維持で提示して頂くことが出来ました。