PwC税理士法人

「情熱をもってクライアントに向き合い、専門性を高めていきながら、クライアントに選ばれ、信頼される、真の「税務プロフェッショナル」を目指してください」

パートナー 山岸様

PROFILEプロフィール

パートナー山岸様

「情熱をもってクライアントに向き合い、専門性を高めていきながら、クライアントに選ばれ、信頼される、真の「税務プロフェッショナル」を目指してください」

外国語学部でドイツ語を専攻していた私が会計・税務に興味をもったのは、1年間のドイツ留学がきっかけです。ドイツ留学中に大手ドイツ系金融機関でインターンシップを経験する機会にも恵まれ、企業活動を理解するために必要な「会計」を専門に学ぼうと決意しました。せっかくなら資格職を目指そうと思い、大学卒業後の1年間を受験勉強にあてました。運良く1度目の挑戦で合格し、PwC税理士法人に入所しました。

1999年の入所から現在にいたる18年間、常に良き仲間・良き上司に恵まれ、チームワークを発揮しながらクライアントの要求に応えてきました。PwC税理士法人はモチベーションの高い仲間が集まっている組織であり、だからこそクライアントに提供できるサービスのクオリティも高く、チームのメンバー一人ひとりが得られる達成感も大きいのだと思います。

 

20代前半、PwC税理士法人のパートナーに“未来の自分”を重ね合わせる

祖父も父も自ら起業し会社経営をしていたこともあり、幼い頃から独立意識が高く、一般事業会社への就職は全く考えていませんでした。大学ではドイツ語を専攻し、4年次に1年間、ドイツ留学。大手ドイツ系金融機関でインターンシップを受けた際、中小企業の経営者が自社の財務諸表を持って相談に来る姿を何度も見かけました。「財務諸表は企業の情報が詰まっている。会計を理解してこそ、企業を理解できるんだ」――このように思ったことから、会計を専門に学ぼうと決意しました。大学卒業後、夜間のアルバイトをしながら専門学校に通い、1年目の挑戦で公認会計士試験に合格しました。

当時、監査法人への就職が一般的でしたが、説明会に参加しても今ひとつピンとこない。そもそも、私は受験勉強で「監査論」に触れた時、それほど強い関心を抱けなかったんですね。「自分には合っていないのかもしれないな」と方向転換をし、PwC税理士法人の説明会に参加してみました。

すると、何もかもがこれまで参加した説明会と違っていたのです。一番強く印象に残っているのは、パートナーの姿。一言で言うと、かっこよかったんです。キラキラと輝いていた。そして、「クライアントのために一生懸命仕事をして、バリューを提供できれば、本当に喜んでくれる」と断言してくれました。プロフェッショナルの価値は、ここにあるんだ。そんな確信を抱き、迷うことなくPwC税理士法人への入所を決めました。

実は採用面接を受けた際、「3年経ったら退職し、戦略系コンサルティング会社に転職するつもりです」と当時のキャリアプランを正直に話しました。そんな私に対して、「君は自分のキャリアを真面目に考えているんだね。素晴らしい考えだと思うよ」と応えてくれたのです。なんて懐の深いファームなんだろうと、ますます惚れ込みました。今思うと、当時の面接官は自信があったのでしょう。「山岸君が考えている以上に大きなキャリアアップのチャンスを提供できる」と――。入所後、法人税務の申告業務とコンサルティング業務を兼任し、とにかくがむしゃらに働き続けました。業務は非常にハードでしたが、つらいと思ったことは一度もありません。とにかく毎日が楽しくて、刺激的で、常に新しいことを学び成長している実感を得ていました。入所後3年が経ち、晴れて公認会計士の登録を済ませた頃、「そういえば戦略系コンサルティング会社に転職したかったんだよな……」とかつて描いたキャリアプランを思い出しました。そんな時、上司からあるオファーをいただいたのです。

 

国際税務・M&Aタックスグループの 責任者として、メンバーの成長を支援する

「シカゴに行かないか? 山岸君は、前から海外駐在を希望していただろう」――願ってもないチャンスでした。ドイツ語を専攻していた私は海外志向が強く、以前から海外に行きたいと上司に伝えていたのです。「ぜひ行かせてください」と即答。そして、PwC米国シカゴオフィスに3年半、駐在。現地の日系企業を担当し、税務コンサルティング業務に携わりました。今までは日本の税法のプロとしてアドバイスしてきましたが、赴任先ではアメリカの税法を熟知した専門家としての知見が求められます。渡米後、米国の会計大学院に通うなどアメリカの税法をがむしゃらになって勉強し、米国税務に関するアドバイスを提供できるレベルまで引き上げました。海外赴任を機にマネージャーに昇格していましたが、滞在中、シニアマネージャーに昇進。3年半の赴任を終え、日本に戻ったのは2008年1月のことでした。

帰国後は、一貫して国際税務とM&Aの税務アドバイスを提供してきました。現在、国際税務・M&Aタックスグループの責任者として個別案件のみならずグループ全体を統括しているほか、また、アメリカ駐在の経験を生かして、日系多国籍企業に対して日本で米国税務アドバイスを提供する米国タックスデスクのリーダーも務めています。加えて、財務省外郭団体である日本租税研究協会主催の国際課税実務検討会の専門委員や税務大学校の講師(米国税制)なども担当。また、税制改正時には財務省や国税庁への意見・協力を求められる機会も数多くあります。これら本業以外の業務を、私は“社会貢献の一環”として取り組んでいます。私自身がPwC税理士法人で身につけてきた税務の経験を社会に還元できるのですから、これほど嬉しいことはありません。

国際税務・M&Aタックスグループのオフィスは大手町にあり、2017年5月に約40名のメンバーを移管して設立いたしました。私たちPwC税理士法人は、かねてからディールズと呼ばれるM&Aアドバイザリー業務を提供するグループや監査法人などPwC Japanグループ会社とコラボレーションを図ることが多く、これをさらに高度化するためにも、ワンオフィスに集結させようと考えたのです。様々な分野のプロフェッショナルが常に同じオフィスに在籍していれば、クライアントの要求にタイムリーに応えることができます。また、互いに切磋琢磨しあいながら案件に取り組んで行くこともできます。メンバーに更なる成長の機会を与えられると考えたことも、ワンオフィスに集結させた理由の一つです。

今、新しいオフィスに集まってくれた仲間は、いずれも自ら手を挙げてくれた者ばかり。仕事に向き合うモチベーションが非常に高く、しかも抜群のチームワークを誇っています。バックグラウンドも多様で、一般事業会社の経理や財務部門で経験を積んできた者もいれば、米国の会計事務所に長く勤務してきた者もいます。出身学部も多彩で、中には理系学部出身の会計士もいます。個性も強く、だからこそ、互いの考えを尊重し合いながら仕事に向き合っています。若いメンバーが多く、役職に関係なくオープンに話し合えるフラットな風土も、私たちのチームの良さだと感じています。

 

クライアントのビジネスを理解する広い知見と税務の専門性を高めていく

近年、メディアのニュースなどで「AIの台頭により多くの職業が淘汰される可能性がある」と取り上げられています。税理士がこれまで提供してきた税務業務も、その多くがAIに取って代わられるかもしれません。税理士の伝統的な業務である「税務申告書」の作成スキルだけでは、税務のプロとして生き残るのは難しいでしょう。では、生き残るためにどのようなキャリアプランを築いていくべきなのか。たとえば、特定の分野に特化して専門性を高めること。私たちが提供する国際税務やM&Aの税務アドバイスは、良き一例です。専門性の高い業務に就き、その分野に精通し、クライアントにアドバイスを提供する経験を重ねていくことで、その道の第一人者になることができるからです。今、転職活動に取り組んでいる皆さんも、せっかく税務や会計の勉強をしてきたのですから、専門性を高めていく方向に舵を取ることで、国際税務あるいはM&Aタックスのプロとして選ばれる人材になって欲しいですね。

そして、クライアントのビジネスや経営課題、それを取り巻く外部環境の変化など深く理解し、クライアントにも負けないビジネスに対する洞察を持ってほしいと思います。税務の専門性を磨くだけではなく、クライアントの事業や経営課題、そして税務以外の周辺分野の知識・経験を十分に身に着けてほしいと思います。クライアントは私たちを「ビジネスアドバイザー」と捉えています。「私は税理士だから、この分野は専門外です」と拒否するようでは、クライアントの信頼は絶対に得られないでしょう。「私はビジネスアドバイザーであり、特にその一分野である税務に長けている」という姿勢・意識をもつことが重要だと思っています。

税務や会計のプロフェショナルにとって厳しい時代が到来しましたが、だからこそ10年後、20年後の未来を見据えて、「卓越した税務専門性」を身に着けるとともに、クライアント・ビジネスを理解している「ビジネスアドバイザー」として成長できれば、必ず輝かしいキャリアが拓かれるでしょう。私たちは、常に情熱をもってクライアントに接し、クライアントのビジネスに付加価値を与えられるようなサービスの提供に努めています。「税務専門性を磨くとともにビジネスアドバイザーとして成長し、クライアントに貢献したい」という強い意欲をもった方を、私たちは心から歓迎しますし、そのような方に真の税務プロフェッショナルに成長するための成長機会を数多く与えられる環境があると自負しています。