税理士法人 山田&パートナーズ
「社内制度を活用して京都から東京事務所へ。東京で得た知見を、地元のクライアントのために活かしていきたいですね」
PROFILEプロフィール
マネージャー入江様
「社内制度を活用して京都から東京事務所へ。東京で得た知見を、地元のクライアントのために活かしていきたいですね」
山田&パートナーズは国内外に17の拠点があり、京都出身の私は関西でキャリアをスタートさせました。大阪事務所に1年勤務後、京都事務所の立ち上げに従事。そして京都で3年ほど経験を積んだ頃、大きなチャンスが舞い込んできました。トレーニー制度を利用して、東京事務所で経験を積む機会を得たのです。2017年1月、京都から東京に移り住み、M&Aを中心とした案件に取り組む日々。
東京で学んだことすべてを京都に持ち帰り、地元のクライアントのために活かしていくことが私の目標です。
関西の事務所で経験を積み、 社内制度を活用して東京へ。
大学で経済学を学んできた私は、「経営層を支援する仕事に就きたい」という想いから税理士を目指すようになりました。まずは地元・京都の金融機関に就職し、1年半勤務。中小企業のオーナーを担当してきましたが、より規模の大きな企業の支援がしたいと思い、金融機関を退職。税理士試験の勉強を始め、退職の翌年に3科目合格しました。その後も受験勉強を続け、2013年、全科目合格。同年、山田&パートナーズに転職しました。
転職にあたって重視したポイントは二つ。社員の人間性と、業務内容です。山田&パートナーズは、どちらも私の希望を満たしていました。仕事に対する姿勢や意欲がある方々が揃っており、彼らと一緒に働きたいと思ったこと。また、法人税務に限らず、コンサルティングも含めて広くクライアントに貢献している点にも惹かれました。加えて、お客様に向けてセミナーを開催しているほか、書籍の執筆にも積極的。手を挙げた者がこれらの経験を積めると聞き、当法人への転職を決意しました。
配属先は大阪事務所で、税務顧問や相続税の申告業務、親族内事業承継などの案件を担当してきました。その翌年、京都事務所の立ち上げメンバーに抜擢。事務所開設後は大阪時代と同じように税務顧問を中心に担当してきました。ご相談をいただいた企業のオーナー様の多くが、事業承継に関するお悩みをもっていました。どのようにして株式を円滑に次の世代へと移管するか。税務のプロとしてオーナーのお悩みに応えるたびに、大きなやりがいを感じました。
こうして、関西で経験を積んできた私は、社内制度を活用して上京することとなりました。トレーニー制度といって、その名の通り、他部門で研鑽を積む機会を得ることができます。関西で親族内事業承継を多く担当してきた私は、今後、クライアントが自社の発展を目指していくには、M&Aなどの手法が必要になってくるだろうと考えました。しかし関西ではまだM&Aの案件は多くなく、ならば東京で経験を積もうと決断したのです。この制度は期間限定であり、2017年1月から1年間にわたって東京事務所に勤務することとなりました。
自ら学ぶ意欲をもった者に、 成長の機会が与えられる
東京には大手金融機関が集結しており、M&Aに関する情報も東京に集約されています。私も東京事務所に異動してから、金融機関を通じて「事業発展のためにM&Aを検討している企業」がいかに多いかを知り、「私たちにどのようなサポートができるのか」を徹底的に考えてきました。これまで担当してきたM&A案件は10弱。初めてM&Aを経験する企業様もいるので、スムーズに契約交渉が進められるようクライアントと買収先企業のパイプ役を果たし、クライアントと買収先企業の双方にメリットをもたらせるような支援を目指してきました。特に上場会社に関与する案件では、税務・会計の以外の知識も求められました。たとえばM&Aのリリースなどがそれで、実際に案件に携わりながら、必要な知識を吸収していきました。
関西と東京。場所は異なるものの、社風に関してはほとんど差がないように思います。どの拠点のメンバーもクライアントを思う気持ちが強く、そのために自己研鑽に励んでいく姿勢があるからです。何よりも、人として魅力あるメンバーが多いように思います。
研修も頻繁にあり、たとえば毎月開催される勉強会では、税制改正など、その時々で新しいテーマを学べます。また、マネージャー職以上の社員が講師となって自らの事例を紹介する研修もあります。年に50回ほど開催しており、地方事務所のメンバーはテレビ会議を通じて参加。多くのメンバーがこれら勉強会や研修会に参加しており、私も積極的に活用しています。医療関係、公益関係は未経験の案件や特殊な案件などがテーマになることも多く、知識のボトムアップという点においても大いに役立っています。
いつか、地元・京都のクライアントのために――。
この1年、東京事務所でM&Aの案件を多く担当してきましたが、すべては「地元・関西を拠点に事業活動を展開しているクライアントのために」という思いで積み重ねてきた経験です。関西に戻ったら、東京で得た知見・経験をどのように活かしていけるのか。これが私の今後の課題でもあります。
特に立ち上げに携わった京都事務所は、後発組になります。より多くのお客様に山田&パートナーズの存在を知っていただき、私たちにしかできないサポートやサービスを京都のクライアントに提供していきたいですね。山田&パートナーズでは、大規模な案件になると税理士や会計士がタッグを組み、税務・財務の幅広いサービスを提供しています。税理士が単独で役務を提供するのではなく、今後はこうした法人の強みも積極的に活かしていきたいですね。
実際、山田&パートナーズは、総合型税理士法人と銘打っていることからもわかるように、クライアントのあらゆる要求に応えられる「総合型」のサービスを目指しています。未知の分野にチャレンジするメンバーが多く、私のように地方事務所の税理士が東京事務所と上手に連携しながら新しい知識を得ている人も少なくないように思います。
かつて、税理士の道を目指していた時期、私は「三年後、五年後の自分は何をしていたいか」という目標を明確に抱くことでキャリアが拓かれると考えていました。私は金融機関での勤務経験がありますが、同じように異業種から転職をされる方もいらっしゃると思います。不安に思う気持ちもあるでしょうが、タイミングを待ち続けるよりも、勇気をもって一歩踏み出すことをお勧めします。皆さん自身の心にある「税理士としてキャリアを積みたい」という気持ちを一番に考えて転職活動に望んで欲しいですね。