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下村都連会長が「豊洲移転延期は税金の無駄遣い」と批判
2017/06/21

移転問題に揺れる、築地市場。自民党東京都連の議員団は、移転先候補の豊洲市場を視察した。小池百合子都知事が移転判断を延期している現状について、自民党・下村博文都連会長は「いつでも開場できるにもかかわらず、コスト感覚と税金感覚から考えたときに、(豊洲移転を)判断しないということが、大変な税金の無駄遣いになっている。早く知事として決断すべきであるということを、改めてここに来て思いました」とコメント。

下村都連会長は、小池知事に対して早期の豊洲移転を求めるとともに、自らの説明の整合性を図るために必要以上の対策を考えていると指摘し、「無駄な税金が投入されているのであれば、政治利用だ」と批判した。また、豊洲へ移転後の築地の跡地を売却せず、民間事業者に賃貸する案が浮上している現状については「築地と豊洲の両方を見て、結果的に判断していないのと同じだ」と指摘。自民党は都議選の公約で「早期移転」を打ち出している。

編集部からの一言

選挙期間に「何かを変えてくれる」という都民の期待が高まり、当選した小池百合子都知事。初の女性都知事ということで注目度も最高値と言ってよい滑り出しだったが、蓋を開けてみると「何も変わっていない」という状態だ。なぜなら“決断”しないから。石原前都知事のミスを責め、百条委員会を開いたことで、自らも誤った決断で「ミイラ取りがミイラに」なることを恐れているのかもしれないが、トップの仕事は“決断”に他ならない。

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