話題沸騰! 「仮想通貨」の確定申告について考える
2018/03/23
コラム
話題沸騰! 「仮想通貨」の確定申告について考える

最近、「仮想通貨」というワードを聞かない日がないほど、話題が沸騰しています。

みなさんは仮想通貨をすでにもっていますか?

急騰したり、急落したり、盗まれたりと、ニュースに事欠かない仮想通貨ですが、「仮想」といえど、通貨には税務処理が必要になります。

でも、まだはじまったばかりの仮想通貨の制度。確定申告などの方法に悩む人が少なくないようです。

仮想通貨の確定申告

仮想通貨とは一体何なのでしょうか?

仮想通貨交換業を営むビットフライヤーのホームページには、こう説明があります。

仮想通貨と は、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用でき、中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在せず専門の取引所を介して円やドル・ユーロ・人民元などの通貨と交換できます。仮想通貨の種類は600種類以上あるといわれています。

「仮想」ということからわかるとおり、円やドルとは違って、手にとって目に見える姿形が存在しません。

仮想通貨としてイメージしやすいのは、オンラインゲーム内の通貨です。円やドルを支払って、ゲーム内で使われている通貨を手に入れれば、そのゲーム内で使われている通貨が「使える」ゲーム内のお店で、アイテムを買うことができます。ゲーム内でのみ使える、仮想の通貨です。

以上のビットフライヤーの説明を読むと、インターネット上で使える独自のお金と考えるとわかりやすいかもしれませんね。

さて、この仮想通貨。取引によって1年間で20万円以上の利益が出ると、確定申告が必要になります。「インターネット上のお金だから確定申告なんて必要ない」ではなく、円や外貨などと同様に利益が出たら確定申告が必須なのです。

仮想通貨は税法の分類上、「給与所得」「利子所得」などには当てはまらず、「雑所得」に分類されます。雑所得は総合課税の対象であり、所得税最大45%+住民税10%=最大税率55%がかかるとされています。

<ココまでのまとめ>
・仮想通貨は1年で20万円以上の利益をあげると、確定申告が必要。
・最大税率55%かかるといわれている。

仮想通貨の確定申告ツールが登場

「仮想通貨も確定申告が必要」といわれても、これまでなかった新たな通貨制度のため、どのように申告してよいかわからないという悩みの声がネット上には溢れています。

そこで最近、税理士事務所も相談窓口を設けるなど、さまざまな試みを行っています。その試みの1つに、税理士が開発した仮想通貨の確定申告向け収支計算ツール「クリプトリンク」があります。

自身が仮想通貨の投資家である税理士が開発したというこのサービス。国税庁は仮想通貨の収支計算を「移動平均法または総平均法」と示しましたが、これは非常に手間がかかるということから、取引所のAPIや取引履歴のCSVファイルをクラウド上で登録するだけで複数の取引所における取引データを統合し、移動平均法で収支計算書を発行するシステムを開発したそうです。

対応予定の取引所はビットフライヤー・コインチェック・ザイフの 3つで、今後はBitbank・QUOINEXなどに拡大が予定されています。

ベータ版が2月5日から利用開始、正式版のリリースは2月15日までに行われる予定で、利用料金は1IDあたり7,800円(税込)。上記の計算システムだけでなく、仮想通貨税務研究会に登録した税理士の紹介なども実施していくそうです。

実際に仮想通貨の取引を行っている税理士が開発したシステムと聞くと、がぜん期待が高まりますよね。これから仮想通貨関連のサービスは次々に出てきて、便利なものは発展し、使いづらいものは淘汰されていくのでしょう。

クリプトリンクが1年後にはどのように利用されているのか、気になりますね。

<ココまでのまとめ>
・自身が仮想通貨の取引を行っている税理士が確定申告サービスを開発。
・仮想通貨税務研究会に登録した税理士の紹介なども予定している。

仮想通貨の専用相談窓口を設ける税理士事務所も

会計事務所や企業向けコンサルティングサービスを提供する株式会社アックスコンサルティングは、Q&Aサイト「OKWAVE」内に『仮想通貨の確定申告の税理士紹介窓口』を1月15日に開設しています。

さまざまな質問が飛び交う「OKWAVE」ですが、仮想通貨に関する質問数を2016年と2017年で比較すると、1年で3倍以上に増加したそうです。その流れを受けて、仮想通貨関連の税理士紹介数約100件/月の実績をもつアックスコンサルティングがスタートしたのが、今回の窓口です。

オンライン上でアックスコンサルティングの専任コーディネーターへ非公開の税理士紹介の相談窓口(1回1,000円~)、「非公開Q&A」の24時間相談、そして仮想通貨に精通した税理士の紹介に至るまで、「OKWAVE」上の『仮想通貨の確定申告の税理士紹介窓口』にてワンストップで提供するとしています。

「OKWAVE」の同ページを見ると、「仮想通貨の税金 入門Q&A」というコーナーがあり、「ビットコイン取引の利益と、本業の収入を、確定申告で一緒にできますか?」「ビットコインを現在レート換算で100万円以上保有しています。ただ、現金にはまだ戻していません。確定申告は必要でしょうか?」など、さまざまな質問に対する回答を読むことができます。

今後、利用者が増えるにつれて、さらに注目が集まりそうだといわれる仮想通貨。利用状況が整いつつある段階ということがよくわかりますね。

<ココまでのまとめ>
・「OKWAVE」内に『仮想通貨の確定申告の税理士紹介窓口』が1月15日に開設された。
・「仮想通貨の税金 入門Q&A」という初心者向けのコーナーもある。

バックナンバー 一覧
税理士業界コラム 一覧へ
マイナビ税理士を詳しく見る
税理士の転職・求人・募集|マイナビ税理士

TEL:03-5524-5760 平日9:30-20:30|土曜日9:30-17:30(日曜・祝日を除く)

今すぐ転職サポート申し込み

簡単無料

アクセスマップ