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税理士試験合格発表目前にした求人ニーズ【後編】
2016/11/29
コラム
税理士試験合格発表目前にした求人ニーズ【後編】

12月16日の合格発表前の求人にはどのような特徴があるのでしょうか? 9月から採用活動は本格化すると言われていますが、税理士事務所や会計事務所には「繁忙期」というものがあるので、時期によって活動は多少異なるようです。11月下旬の現在はどのような採用活動が行われているのでしょうか?

合格発表前の今の採用活動状況は?

慢性的な人材不足に悩む税理士業界では、「採用スピードがアップしている」と言われています。面接の回数を減らしたり、一次面接と二次面接の日程を短くしたりして、面接から採用までの時間を短縮しているのです。

そのため、希望するところに就職・転職するためには「情報収集」が欠かせない要素になっています。情報収集を怠ると、軽い気持ちで受けてみたところから短期間で採用をもらって、喜びのあまり入社を決めてしまい、将来後悔するなんてことも考えられます。

スピーディになっている業界だからこそ、情報収集をしっかりして、できるだけ自分で主導権を握って活動したいですよね。

ちなみに、11~12月にかけては多くの税理士事務所・会計事務所が繁忙期を迎えるため、採用活動に変化が見られます。その変化とは次の通りです。

・採用活動が削減される。または、さらにスピードアップする。
・現場ですぐに活躍できる「即戦力」が求められる。

「即戦力」として働けることをアピールするために、前職での経験や税理士試験の合格科目などをわかりやすく伝えられるように面接の準備をしておきたいところです。希望の就職・転職をするためには、「情報収集」と「準備」の2つが不可欠ということを肝に銘じておいてください!活動をはじめるのに早すぎるということはありません。

思い立ったその日からスタートです。このコラムを読んで、活動の重要性に気づいた方は、今日から情報収集と準備をはじめてくださいね。

AIに仕事を奪われないためにやるべきこと

少し未来志向で就職・転職活動を考えてみるのもよいでしょう。今、税理士や会計士は世間の人にどのような役割を求められているのか――。これから活躍する税理士のみなさんにはそんなことも考えていただきたいのです。

オックスフォード大学のオズボーン准教授がまとめた有名な論文「雇用の未来」というものがあります。これを元にまとめられたあるデータでは「会計士」が「機械に奪われる職業ランキング」で2位に入っています。

現在は日本に限らず、アメリカやイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど、全世界でクラウド会計ソフトの導入が進んでいます。

このまま進むと、本当にオズボーン准教授の論文のように税理士や会計士は機械に仕事を奪われてしまうのでしょうか? それに対する回答として、もう一つのデータがあります。

クラウド会計ソフトを開発・販売するfreeeが2015年に行った調査によると、「税理士に今後お願いしたい業務」の1位は「コンサルティングや業務効率化へのアドバイス」、2位は「税務アドバイス」となっていて、税理士の的確なアドバイスを求めていることがわかります。

データの入力や計算はAIに任せて、人間の税理士はクライアントに「付加価値」を与える。そんな役割分担が今後は明確になっていくのかもしれません。「あなたはどんな付加価値をクライアントに与えられますか?」、この問いに対してどのように答えるかを考えることが、税理士のキャリアイメージを描くうえでヒントになるのではないでしょうか。

税理士個人にも「差別化」が求められる

時代の流れを読み、それに適応することも活躍する税理士の条件の一つです。たとえば、高齢化が進む日本で増加している案件に「相続税」があります。相続税に強みをもつ個人の税理士は、弁護士や行政書士、不動産鑑定士などとチームを組み、スムーズな対応を強みにして、顧客を獲得しています。

このチームワークを実現するためには、日頃からの他士業との関係構築が欠かせません。これは一例にすぎませんが、「時代のニーズを読むこと」、それに合わせて「戦略的に理想のチームをつくること」といった力は、差別化するうえで大きな要素となるでしょう。

クラウド会計ソフトに見られるように、テクノロジーが進化を続け、業務がコンパクトにまとまっていくと、「差別化」ができなければ群衆に埋もれてしまいます。「仕事が早い」「正確に行う」、それは当たり前で、さらにその先のプラスαをクライアントは求めるようになります。

ただ、差別化は独りよがりな思考で行うものではなく、マーケットとニーズを把握することが不可欠ということも忘れてはいけません。時代に合ったマーケットとニーズを捉えるためにも、情報収集を日頃から行うことをお勧めします。

税理士試験の合格発表を直前に控える“税理士の卵”のみなさんは、この先の税理士業界を担う大切な人材です。これからもテクノロジーは進化を続け、世の中は変化が激しくなることが予想されますが、「情報収集」と「準備」をしっかりすることで、対応することができるはずです。みなさんの今後のご活躍を期待しています!

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