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税理士試験の今年の傾向 振り返り【後編】
2016/10/21
コラム
税理士試験の今年の傾向 振り返り【後編】

「後編」は「法人税法」「所得税法」「相続税法」の振り返りです。
「簿記論」「財務諸表論」「消費税法」の振り返りは「前編」で行っているので、見逃した方はそちらをチェックしてみてください。

法人税法

「法人税法」は例年と比べてボリュームが少なく、解きやすいと感じた受験生が多かったのではないでしょうか。そのため、今年の法人税法試験は「1問の得点配分が高くなる」「合否のボーダーラインが高得点になる」ことが予想されます。

理論は昨年とは打って変わって、税法的な判断や考え方に関する問題だけの出題でした。ここでは「法人税法22条」を覚えているかどうか、というところが一つのポイントになりました。

計算は「答案用紙の形式にとまどった」という声を多く聞きました。ただ、よく見てみると、回答不要の箇所が多く、実際に解いてみると比較的スムーズに解ける問題が多かった印象です。

気になったのは資料不足と思われる問題で、受取配当金や貸倒引当金など。ここは判断が分かれるところなので、他の問題を確実に解くことが合格のためのポイントになるでしょう。

合格のボーダーラインは合計60点前後で、理論25点、計算35点程度と予想されています。みなさんの自己採点ではいかがでしたか?

所得税法

理論(第一問)は予想範囲内の出題でした。問1-1は海外移住の際に納税管理人を置かずに確定申告する手続きを問う個別理論で、ここではしっかりと得点をとっておきたいところ。一方、問1-2は国外転出の際の譲渡所得等の特例に関する出題で、こちらは難易度が高い問題でした。

問2は事業の遂行上で生じた債権以外の債権の取り扱う問題で、過去問などでも多数出題されている問題なので、多くの受験者が解けた問題だと思います。理論のボーダーラインは34~38点と予想されています。

計算(第二問)は基本論点からの出題が多く、ボリュームも少なかったので、解きやすかったと感じた受験者が多かったのではないでしょうか。ここではケアレスミスをすることなくスピーディに解答し、余った時間を理論にもう一度使うという方法が望ましいでしょう。

計算のボーダーラインは34点前後で、理論と計算の合計で68点前後はとっておきたいところです。

相続税法

「相続税法」はボリュームが少なく、さらに解きやすい問題が多かったので、高得点の受験者が増えると予想されています。そのため、必然的にボーダーラインは上がり、第一問で36点、第二問で38点の合計74点。合格確実ラインは83点程度となるでしょう。

理論問題(第一問)は、問1が債務控除に関する問題、問2が相続税の期間内申告に関する問題でした。全体の分量からすると完全解答は難しいものの、範囲で正確に記述し、1ポイントでも多く点数を取っておきたいところでした。

計算問題(第二問)は昨年の第65回税理士試験でも出題された取引相場のない株式などが出題されているので、ミスなく得点を重ねられるかがポイントになるでしょう。基本的な問題を確実に解けたかどうかが分かれ目になるといえそうです。

相続税法では来年以降も理論項目が数多く出題されると見られているので、今後も勉強を続ける方は理論対策をしっかりとやることが重要です。計算問題ではケアレスミスをなくすように常日頃から心掛けるなどの準備をしておきましょう。

以上で第66回税理士試験の振り返りは全て終了です。
合格まで緊張の日々が続くと思いますが、税理士試験に合格したとしても、勉強の日々は続きます。また、来年度の受験を考えている方は、「受験の対策」をしっかりと立ててから臨むようにしましょう。

1年はあっという間に過ぎてしまいます。時間を無駄にすることなく、合格のために効率のよい勉強をしたいですよね。今後もこのコラムでは税理士試験の最新情報なども届けていくので、チェックしてくださいね!

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